ELECTRICAL SYSTEM〜

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ELECTRICAL SYSTEM:電装

 自動車にとって電装は切っても切りはませないものです。このシステムが異常を来すとひどい場合にはエンジンが始動しなくなるし、軽いものでも、さまざまな不便を感じずにはいられません。したがって、車を新車の状態に維持し快適に乗り続けるためには、電装関係のメンテナンスに気を配りすべての電装装置が正常に作動させられれことが大切になってきます。ここで説明して行くものは多いため、項目を箇条書きにしました。

掲載項目

 1,発電機ダイナモのメンテナンス
 2,エアコンのメンテナンス
 3,ヘッドランプのバルブ交換
 4,バッテリー交換
 5,1DINオーディオ交換,スピーカー取り付け
 6,ワイパー交換
 7,スピードメーター(オドメーター)トラブル
 8,ウォシャーシステムのメンテナンス
 9,バックアップスイッチ交換
10,盗難防止装置の取り付け
11,バッテリー電圧メーター取り付け
12,バッテリー・スターターハーネス交換
13,バッテリー国産規格への改造
14,サイドブレーキ警告灯球切れ修理
15,<投稿記事>ロッドアンテナ
16,バッテリー交換

*7,スピードメーター(オドメーター)トラブル以外はすべて自分で行いました。
*<投稿記事>は私は確認していない情報が含まれています。


1,発電機ダイナモのメンテナンス
 ダイナモは特にトラブルがあった訳では無かったが、発電能力が低下する消耗部品があるためにそれをチェックし、問題がなかったために、掃除して戻した。消耗部品は、ブラシである。
 これが摩耗することで擦り減っていき規定値以下になると十分な発電能力が発揮されなくなる。5mm以下であれば交換した方が良い。
ブラシの長さをみるためには、ダイナモの左側の黒くて丸い部品(ボルテージ レギュレーター)を、マイナスネジを2本取り外し左側にゆっくりと外せば良い。外した部品についている押すと縮む部品がブラシである。押して無いときの根元からの長さを測定する。私の車では65000Km時に12mmであり交換の必要がなかったのできれいに掃除して元に戻した。

読者のK.M様からブラシの交換の報告をいただきました。セットで交換した場合いくらかかるかわかりませんが740円のブラシだけで性能復帰できるので大変有用な方法だと思います。参考にして下さい。

オルターネータのブラシの交換(ゴルフU CLD)
走行距離 166500km余り / ブラシの残量 6mm 7mm
使った工具 :半田鏝、ラジオペンチ、プラスドライバー

部品名

部品番号

値段

ブラシ(G:85-A8)

049 903 515C

1組 740円

 交換の作業はプリーの反対面のレギュレターとブラシがセットになった部品を外して行う。上部の半田付け部分を熱して片側ずつブラシを外し、部品の方向に注意して元通りにおさめ半田付けをする。要領としては外す前に本体とブラシの位置関係を良く採寸しておくことです。
 所感 :ゴルフTの時はセットで取り替えていたので勿体なかった。交換の時期に関してはブラシのリミットは5mmとなっているが、今回の 取り替えでは残量はギリギリだったが片側のスリップリングは黒くな っていたので正常ではなかったと思う。自分なりの結論としては走行距離が10万kmを越え、この部品(レギュレ ターセット)を点検した時にブラシが本体に対して垂直でなくなっていたので取り替えた方が無難だと思った。価格も安い。


2,エアコンのメンテナンス
 エアコンについては、冷媒であるフロンガスが不足しているときに自分で入れている。フロンガスが不足しているまま、エアコンを使っているとフロンガスがコンプレッサー内の潤滑剤として働いている機能が発揮できず、コンプレッサーの故障につながるために注意しておけば、大変な出費になるコンプレッサーの修理や交換を遅らせたり、防ぐことができる。ガソリンスタンドで入れることもできるが、値段が不安定(夏は安くなるが店によってだいぶ差がある)で、しかも、少しだけ入れても1缶分の料金が取られるために小まめに注意して、常に十分量入れておくようにするためには経済的でなく、自分で行った方が良いのではないかと考えている。
 フロンガスの注入は、簡単だが、しかし、間違いを犯すと大変な事故になることを知らなくてはならない。コンプレッサーには、低圧側のバルブと高圧側のバルブがあり低圧側にホースをつなぎ、ガス缶をセットすると陰圧であるからガスは吸い込まれていくのだが、もし間違えて高圧側につないだ場合には最大20気圧のガスが、缶に流入し管が破裂するという危険性があるのである。手が吹っ飛ぶかもしれないのである。
 低圧側と高圧側のバルブは非常に接近したところのあり、素人がパッと見ても区別はつかない。見分け方は、非常に簡単で、アルファベットのDと書いてある側が高圧側。S側が低圧側である。私のゴルフでは、コンプレッサーはラジエーターとダイナモの間にあり、低圧側が手前側についている。簡単に見分けがつくと思うがもし分からなければガソリンスタンドできいてみれば良いと思う。私は、入れ方をガソリンスタンドで習いました。
入れるためのホースやフロン缶はDIYセンターで購入しました。フロン缶は特価で安いときがあるが、一度に大量に買い置きするのは危険だと思う。車庫などにおいていて、熱で暖められると爆発するかもしれないからである。
潤滑強化剤も同様に入れられる。
作業手順と注意点は、低圧側にホースを接続するときにエンジンをかけていると、ダイナモのファンに手を当ててしまい大ケガをしてしまう恐れがあります。私の場合、幸い中指の背を少しだけえぐっただけですみ自然治癒でき、後も残らない程度ですんだのですが、手袋などをしていて巻き込まれたら大変なことになったかも知れません。ですから、接続は、エンジンを停止した状態で行い、このとき栓は閉めておき、接続を終えてから、エンジンをかけ、エアコンを作動させながら、ガス量をガラス窓の泡の量でチェックし、泡が出なくなるまで栓を開けていれていきます。缶は逆さまにもち冷えてきたら振ると良い。入れ過ぎてはいけないので注意して行います。泡が消えたら直ちに栓を閉め、エンジンを切ってから、接続を外します。
 警告、注意:上記内容は一般的に説明されてる事であるが、電装専門店で最近話しを聞いた所大変な過ちである事を知った。第一にガス量は泡の量で見ても全く正確に入れる事はできない。そればかりか常に過量入れてしまう結果となる。ガス量は高圧側低圧側に接続した専用のレベルゲージで確認しながらそれぞれの車のエアコンのパワーに合わせて(フロントのみのエアコン、リアにもエアコンがついてるもの、クラウンなど。では必要圧力が違うらしい)決まった圧力を入れなければならない。この時泡は相当見えるがそれで正常と言う事である。第二に空気を中に入れてしまうとエアコンの調子は発揮されなくなる(冷房の効きが極端に低下する)為、こまめな注入は止めた方が良い。注入管の中には空気が入っていてそれが入ってしまうからである。エアコンガスを入れる時には、ガス回路を真空にしてからそのまま入れるのが最適である。これをエアコン真空引きと言っていた。
  つまり、スタンドでガス窓を見て補充を勧めているがこれは明らかな犯罪と言う事である。過量にガスと空気を押し込まれコンプレッサーの寿命を極端に低下させ、更に冷却性能も入れるたびに徐々に空気の比率が高まり低下していくのである。
 
これからどうすればいいのか:4年に1回(この回数は私が勝手に決めたものです。)エアコン専門店でガス漏れの点検と真空引き、ガスチャージを行うのがベストである。漏れがなければ4年くらいはもつので(これも勝手に経験上から考えたものです。)メンテナンスフリーでOKです。漏れがあれば環境に悪いので、継ぎ足しで何とか使っていくなんてことはしないで、きっちり治さなくてはいけません。(1999.6.19)

部品名

部品番号

値段

注入ホース

 

2980

フロン缶

 

1缶 300〜500

潤滑強化剤NASA

 

980

 



3,ヘッドランプのバルブ交換 (1994,11)
 ヘッドランプのバルブは国産車で使っているハロゲンバルブと同じもので良い。消費電力は60/55Wのものを選ぶようにする。ゴルフでは、ヘッドランプ後方にあるコネクターを取り外し、ゴム製のキャップを外し、バルブを固定しているクリップを外すとバルブを取り外すことができる。スペースが十分にあり、また、みえやすい位置にあるために作業は非常に簡単である。スモールライトはハロゲンバルブのついている位置よりもやや下方にあり、コネクターを外し、根元を半回転させることでずらし外すことができる。
 交換するときに注意することは、バルブのガラス面を素手でつかまないことである。油がつくと汚れるばかりでなく、長時間点灯した際、そこの部分が熱をもちガラスが割れる事があるらしい(最近のバルブではそのようなことは無いという意見も聞く・・・)からである。またハロゲンバルブを交換した場合には必ず光軸が狂っているのでこれをプロに調節してもらう必要がある。自分でもできると思いがちであるが、ユーザー車検を受ける際に不合格になる原因の多くの一つが、光軸の不良であることを考えると、ちゃんとやってもらった方が良いということだろう。それなら自分でやるメリットが無いのでは?と言われそうですが、自分の好きな種類のバルブが選べるし、安売りのときに買っとけば、少しは安く済むのではないかと思う。しかし、まあそんなにメリットが無いことは事実である。1994,11

部品名

部品番号

値段

ハロゲンバルブ BOSCH 2本

 

3300

光軸調節工賃  

 

1000


1999,05  ヘッドライトバルブ交換 車検同時作業
 変える必要無いですよ。と言われたが、5年サイクルで定期交換しようと思ったので交換。

部品名

部品番号

値段

ハロゲンバルブ 

 

4000

光軸調節工賃  

 

0

 


4,バッテリー交換(1995,5)
 バッテリーは、車を購入したときのままのがまだ使えていましたが、一度バッテリーを空にしてしまいエンジンが停止してしまったために交換することにしました。バッテリーが空になった原因は、私のゴルフでは(ほかのもの、あるいは本当はどうなのか教えて)、エンジンをかけたままでは、アクセルを踏む(1500回転以上)まで、発電不良の警告灯がついていることがあるのですが、1回少し踏むとその後はずっと消えるため問題にしていなく、それがついたままエアコンをかけてしばらく冷やしておいたときにバッテリーが上がってしまいました。どうやら、本当に発電不良な状態に警告灯が点いている時はなっているようです。それからは始動させて、少し踏み、消える状態にするようにしています。それからは問題ありません。話が少しそれましたが、交換した理由は、@1度上がってしまったバッテリーは能力が極端に落ちる。A最低でも2年は経過しているため、いつ寿命が来てもおかしくない。からです。
 車検時に交換しました。BOSCH製や、National Panasonic製、日本電装製のものを比較検討しました。町工場の人が日本電装の物が取引があるため、保証期間内の交換が必要になったときにスムーズに責任をもって行えるとのことでしたので値段的には3社共ほぼ同じであったためにそれにしました。バッテリーには当たり外れが結構あり、外れの場合には保証期間内であれば交換してくれる制度が常識化しているそうです。しかし、ディスカウントショップやオートバックスで注文(外車用のバッテリーは底で固定するタイプのため在庫は普通ない)してさらにそれを交換してもらうには躊躇が有るし、本当にバッテリーだけが悪いのか証明の仕様がないため、言いにくいと思います。そけに比べ、近所の町工場であれば、ダイナモの点検やバッテリーの点検などをしてもらい、不良の疑いが有れば、交換をしてもらえるので頼みやすいと思います。第一、購入するときに当たり外れが有るということを売る側も買う側も相互に認識しているため話が早いと思います。

部品名

部品番号

値段

バッテリー 日本電装 63ah

 

21000



5,1DINオーディオ交換,スピーカー取り付け
 ゴルフUのユーザーであれば、一度は、これ程ポピュラーな車種であればオートバックスなどでも何でもやってもらえるだろうと思い、実際に行ってみて頼んでみると断られがっかりすることが有ると思います。オーディオの取り付けもその一つで、オートバックスでは取り付けをやってもらえません。その為、取り付けを自分でやりました。専門店ならやってくれるということは承知してますが、そういうところでは、種類が限られているし、比較的高価なタイプの物しか無いため、またディスカウントショップのものでは、取り付けの技術に疑問が有る為、そのときはお金は無いが、買ったときについていたデッキが故障していたので普通程度の物で安く済ませたいために、全く経験がないのにチャレンジしました。

@1DINオーディオ交換
 純正の物が私のゴルフには付いていました。これの外し方は、左右のつまみのナットをソケットレンチを使いゆるめ後は手前に引くだけです。 純正の物に来ていた配線をできるだけオーディオの近くで切断します。この配線を一つ一つスピーカーからの配線の色と同じものかどうかを区別するようにしながら、分けて行きました。ラジオのアンテナ配線は全く違う太いソケットの配線である為、ここまでで、電源配線を見分けられました。確認は、12Vの電球の付いている簡単なテスターで行いました。フロントスピーカーへの配線も引き直しました。どうせコネクターの形状が異なるため一般的なコネクターに変えなくてはならないため引き直した方が楽なのです。左側は助手席側の物入れを外せば、簡単にフロントスピーカーにもっていけます。右側は針金を使って、インストルメントパネルユニット裏を通しフロントスピーカーにもって行きます。これは少し大変でした。リアスピーカーは無かったため新たに引きました。
 新しいオーディオを付けるには、欧州車用取り付けキットという1DINのサイズのパネルが必要になります。これは、オートバックスで相談すれば取り寄せてもらうことが可能です。これをまず、コンソールにはめ込み、上下左右の曲げられる部分を広げることで、きっちりと固定します。配線を行い、後は、デッキをパネル内に押し込めば完了です。

Aフロントスピーカーの交換
 スピーカーを隠しているプラスチックの部品を固定しているネジ(1つ)があります。これは室内から向かって手前側の1cm四方の目隠しのプラスチック部品をマイナスドライバーで外すと出てきます。この目隠しは爪が割れやすいために気を付けないと行けません。右側のものを割ってしまいました。あとはカバーを横にずらし外します。スピーカーは2本のネジで表側から止められているために取り外しは極めて容易です。



Bリアスピーカー取り付け
 リアスピーカーは、リアのボード上に取り付けました。配線がぶら下がったままにしているとみっともないのでクリップを接着剤で付けそれに掛けるようにし、奇麗に配線しました。

*(1993,11):オートバックスの値段

部品名

部品番号

値段

デッキVictorJVC:カセットチューナーデッキ

 

17800

欧州車用取り付けキット

Victor KS-K1405

2500

フロントスピーカーcarrozzeria

 

7200

リアスピーカー

clarion CS50

8400

配線コード

 

3000

コネクター等部品

 

320

12Vテスター

 

400

合計

 

39620

読者のT.B様からゴルフU後期モデルでの1DINオーデオは私のものと変わっているとの指摘を頂き交換の方法をお知らせいただきました。オーディオのイグニッション連動化の報告もいただきました。参考にして下さい。


6,ワイパー交換
 ワイパーのメンテナンスは、ワイパーブレードの交換です。私は、これは定期的に行うのではなくブレードの程度を見て交換しています。ゴムが切れたり、ブレードが波打っていたりして、拭き残りが出てきたら交換しています。ワイパーブレード交換は、ワイパーアームから、ブレードが付いている金属ブレードをプラスティククリップを外すことで分離してから後はブレードの箱の裏の説明どおりに行えば簡単にできます。 それから、ワイパーを駐車しているときなどにフロントウインドーから立てて離しておくとブレードの変形を遅くすることができます。

¥オートバックスの値段

部品名

部品番号

値段

ワイパーブレード フロント2本(1993,8)

 

2000

ワイパーブレード フロント・リア3本(1995,?)

 

不明

ワイパーブレード フロント450mm(幅6mm)(1998,1)

autubacks164412

580*2

ワイパーブレードリア400mm(幅6mm)(1998,1)

autubacks164395

580



7,スピードメーター(オドメーター)トラブル
 スピードメーター内のオドメーターが時々動かなくなるというトラブルが起きました。1993,12/56440Km時から、およそ半年間そのような状態のままにしておきました。1994,5ごろに町工場で見てもらったところ、歯車部分にグリースを塗っただけで完全に直りました。

部品名

部品番号

値段

修理工賃

 

4000(不明)

1998.3.9/スピードメーターの交換
 以前にも一度、オドメーターが回らなくなりカタカタ音を立てるという故障が出たのですが、その時は注油により直ったと町工場に修理に出したときにいわれ、事実1年間以上問題が出なかったのですが、最近突然、同じ症状が出たのでヤナセに相談したところ交換したほうがよいとのことであったので交換しました。
 交換工賃が1万円ほどかかるといわれたので自分でやってみることにしました。まずハンドルをはずし、カーステレオもはずします。エアコンスイッチ、左側の6つの縦形スイッチの内右下側、右側の2つのスイッチのうち下側(ヘッドライトスイッチ)を取り外し隠れているネジを外し、メ−タ部上部の2つのネジを外すとパネルが外れます。
 メーターユニットを止めている2つのネジを外し少し浮かせてから裏側から手を入れメーターケーブルをはずし、ユニットをゆっくり手前に出しながら、下側にある板状のコネクター(左右に2つ)をはずします。これはかなり堅いので注意しながらはずしてください。いじょうによりメーターユニットが取れます。
 ユニット裏にネジがあるので外します。プリントがピンに止まっているのでなるべく傷めないように注意して必要な部分のみ外します。交換は極めて簡単ですが、ユニットにたどり着くのは結構大変でした。

部品名

部品番号

値段

スピードメーター

533 957 031 N

17100

 読者のK.H様からメーターの修理について報告いただきました。
 90年式のGOLFU GTI16Vに乗っています。私のゴルフのトリップメータも時々動作しなくなると言う症状が起こりました。メータ内部からカタカタと異音がするものです。バラしてみると、メータケーブルからスピードメータ本体に回転を伝える歯車(ウォーム歯車と緑色の平歯車)の噛み合いが少々ずれているのが原因でした。そこで、噛み合いが歯車の中央になるように調整して元のように組み上げました。数ヶ月は調子が良かったのですが、再発してしまいました。平歯車のシャフトが、経年変化によるものなのか、緩みがちになり、外側にズレていたようです。新品交換も考えたのですが、アクリル板を使ってシャフトがズレないように押えを作って瞬間接着剤で固定しました。それ以来再発していません。
 もう一つ発生したのが、走行中に1000kmの値が勝手に回ってしまうと言うものです。
これもトリップメータのシャフトが緩み、キロ数の記入してあるギアが噛み合いからズレかかっているのが原因でした。これには、タイラップを使ってギアがそれ以上外側にズレてこないように絞めました。
 画像があまり鮮明ではないかもしれませんがファイルを添付します。噛み合いのズレからメータが回らなくなる原因だったのが、透明のアクリル板の奥の緑色の平歯車です。これが外側に飛び出してきてしまうため、ウォーム歯車との噛み合いが悪くなっていました。そこで厚めのアクリル板で押えを作り瞬間接着剤で接着しました。当初はあとあとの整備性を考え、タップでネジを切ろうと思ったのですが、そこまでする必要はないでろうと接着にしました。


 もう一つ、メータの1000kmの単位が勝手に回ってしまう症状ですが、6桁並んでいるメータ用の白い歯車?(メータ1参照)のズレによるものなので、シャフトの遊びの部分にタイラップを付けて歯車が右側に動いてこないようにしました。簡単な修理ですが、それ以来きちんと動いています。
 


8,ウォシャーシステムのメンテナンス(フロント、リア)
 ウォッシャーの出方が悪くなっていたのでジェット部分(水の出てくるプラスティクの黒い部品)を掃除、ホースを交換しました。1994.
ジェット部品は、ボンネット裏の爪を外せば簡単に取れます。ホースは堅くなっていて引っ張れば簡単に外れました。部品だけにして、ノズル部分を痛めないように注意して、ツマヨウジで掃除しました。水圧を掛けながらやりました。そうすると白い水アカがたくさん中から出てきて、掃除後はその前に比べて全然違って劇的に水の通りがよくなりました。どれぐらい変わったかと言えば、はじめは口で吹いてもなかなか通らないものでしたが、掃除後は容易に水を吹き込めるようになりました。水を出すのにあまりにも圧力が必要だと、水の出てくる量が不足するばかりかポンプに負担がかかりポンプの故障につながるのではないかと思いました。
 ホースは堅くなり硬化していて弾力を失い分岐のためのプラスティクコネクターとの継ぎ目で水漏れを生じていたため、ちょうど同じくらいのチューブである観賞魚のポンプにつなぐホースと交換しました。これは、耐熱性に問題が有るかもしれないと思いましたが、通常のエンジンルームの熱では、問題有りませんでした。しかし、車両火災やオーバーヒート時には、保証はできません。
以上の作業で劇的にウォッシャーの出が改善されました。

部品名

部品番号

値段

観賞魚用ポンプホース

 

不明

 


9,バックアップスイッチ交換
 トランスミッション左側上部にこの部品は付いています。機能は、トランスミッションが今、何速に入っているのかを知らせているものです。知らせる先は、シフトアップインジケーターとバックランプです。
 私のゴルフでは、バックアップスイッチからの配線のコネクターのゴム製カバーが裂けていてそこから水が侵入し内部でショートを起こし、接点が焼け焦げ配線が不良になっていました。これに気づいたきっかけは、バックするときにバックランプが点かなかったので自分で、いろいろ原因を探して行ったときに、たまたま、わずかな煙を出していて焦げ臭い箇所が有ったのでそこのコネクター(ターミナルコネクター)を外してみたところ、発見されました。シフトアップインジケーターは、購入した頃から壊れていたので特に必要を感じないしほっといていました。今考えれば、恐らくそのときからショートしていたのだと思います。
 交換はひょっとしたらクレームになり無償修理になるのではないか、また、車両火災につながる恐れのあるためにディラーに知らせておくべきだと思いヤナセに頼みました。修理を終えた後には、バックランプ、シフトアップインジケーター共に正常に作動するようになりました。
 このことから私は、一つの教訓を得ました。どんなささいなトラブルでもひょっとしたら、それが起こる原因は別の所にあってその原因は、非常に重大な事があったりするということです。これはそれからの車のメンテナンスへの考え方に強く影響を与えています。

¥(1994,8/58000Km:ヤナセ)

部品名

部品番号

値段

バックアップスイッチ

191 919 823

6700

ターミナルコネクター

171 972 507

370

O-ring

431 919 199

340

点検交換工賃

 

4500

合計

 

11910



10,盗難防止装置の取り付け
 欧米・欧州では、盗難防止装置は常識のようです。そこで、価格も手頃なものが出てきたため自分の車に取り付けてみました。種類によって配線の仕方はいろいろあると思いますし、私自身の防犯上の問題もありますので、細かくは記載しません。自分で取り付けを行うのはそれほど難しくありませんでした。1995,5

部品名

部品番号

値段

日進機工業ROBO-α

 

18334

予備電池(送料込み)2個

 

1380


11,バッテリー電圧メーター取り付け
 前述(バッテリー交換の項)したように一度バッテリーを上げてしまったために、その後よくテスターで電圧を見て注意するようになりました。しかし、その度にボンネットを上げてバッテリーにつなぐのは面倒臭いので、また走行中に見られないため、室内のシガーソケットに入れてある程度の電圧を測るテスターが売っていたためそれを使っていました。
でもこれも、室内の目立つところでぶらぶらしているため目障りになってきたため、これを助手席側の物入れの下側の空間に設置しようと思いました。配線は、テスターをばらしシガーソケットを取り直接に車側のシガーソケットに来ている配線に並列に配線しました。ただし、これはテスターにON/OFFスイッチが付いていなかったために、途中にON/OFFスイッチを入れています。
写真を見てもらえば分かるように非常にすっきりと取り付けできました。機能的にも十分に満足できる物になりました。

部品名

部品番号

値段

テスター(12V):オートバックス

 

980

ON/OFFスイッチ

 

200

配線コネクター等

 

400

合計

 

1580


12,バッテリー・スターターハーネス交換
 バッテリーから、スターターへの配線である太い配線(以下ハーネス)がバッテリー側で3割くらいの銅線が折れていました。このハーネスは、スターターに始動時に大電流を流すためのものであるためかなり太く中は、何本かの銅線で構成されています。したがって、これが折れてハーネスの抵抗が増すとスターターの始動に影響が出てきます。交換はディラーの純正部品を使えば非常に簡単です。しかし、これはかなり割高な代物であるため、自作してみてもよいと思います。今回、私は純正部品を使用し、自分で交換しました。(1995,11)

部品名

部品番号

値段

ハーネス

357 971 228 C

5300

 



13,バッテリー国産規格への改造(1999.3.7)(2001.1)
 バッテリーが寿命のようで補充電後の回路電圧12.83V、テスト電圧9.37V(オートバックスでチエック)で要交換となりました。4年で駄目になりました。調子が悪くなりだしたのは3年目くらいからでした。週に1回しか乗らないときが 続くと始動できなくなる事がしばしばありました。
 HAYNESのマニュアルによるとバッテリーの適合容量は36AmpHour〜45AHとなっています。これまで使用していたのは指定品の63AHでした。これはだいぶマニュアルの適合容量をオーバーしています。適合容量を過度にオーバーしたものを使用すると充電不足によるバッテリー上がりが起きやすくなります。63AHはヤナセが日本に輸入する際にエアコンを渋滞のろのろ運転で続けても上がらないように設定したものと思います。説明書には渋滞中はギアを一段下げて運転するよう注意書きがあるにもかかわらず日本人はなかなかそんな事になれてないので安全マージンをうんとって大きいのを設定したんだと思います。
 割高な輸入車規格(下側の出っ張ってるタイプ)よりもどこのスタンドでも交換でき、また特価品がデスカウントストアで手に入る国産規格の方が経済的と考えました。遠出したときにバッテリーの寿命が急に来てしまったときなどスタンドで買えるという事は大変有益です。
 交換するにあたり、バッテリー台を改造する必要がある。改造といっても車側にはネジ穴一つ開けないように行う。図を参考にして下さい。@一番下のベニヤ板を車側の固定ステーでバッテリーを挟むときと同じように挟む。A板の上にボルトで国産規格の金属の台を3個所固定。金属の台は解体屋で見つけたもの。Bバッテリーを押さえるステーは手前側の曲がってるものを用意する必要がある。平らなものではボンネットの支えを折りただんだ時に当たってしまう。台はデーゼル規格(D)にも対応できるように大き目の物にした。B今回搭載したのはB規格なのでバッテリーを押さえるステーにスペーサーを入れる。CB規格の端子は小さいのでバッテリーターミナルを交換する。+側端子は線を外すのに一筋縄でいかなかった。デスクグラインダーで端子を割って大きい半田ごてで外す必要があった。切れば良いのだが国産規格は高さが高いので長さがきつめなので止めた。切ってて感じたのは5300円もしたこの部品の値段の意味を納得させられた。必要以上に頑丈な部品であった。D−側も長さが短くなってしまうのでバッテリー付近で車体にアースしてある部分のカシメを外し5センチくらいずらして付ける事で解決。CDはいちど車体から外して作業しないと作業不可能。VWの部品は頑丈すぎて改造は大変だ。Eバッテリーターミナルに配線する太い線はハンダずけして確実に接点を確保する。
 今回載せたバッテリーは55B24L(45AH)フリメンテタイプ(蒸留水入れる所が無い)。始動、エアコン作動下での電圧状況全く問題なし。過充電、発熱など今の所無し。

 1999.3月に交換し、現在(2001.1)まで全く問題なく機能しています。車の使用が、週に1回程度100Kmというのがほとんどというバッテリーには過酷な条件での環境にも関わらずバッテーリー上がりなどは一度もありません。又、容量が小さいものにした時に懸念される過充電につきましても、2週間毎日自動車道路(90Km/h)で2時間程度使用する事があったのですが、バッテリーの発熱・膨張等はありませんでした。現在でも一発始動です。

 2002.4月 バッテリー交換から3年あまり経過しました。1年前にナンバーを外し月に1回以下の始動のみという過酷な使用条件下ですが、何といまだに一発始動です。おそるべし格安バッテリーです。

部品名

部品番号

値段

Delkor55B24L(45AH)

 

5980

バッテリーターミナル

Y-001

450

台加工費

 

240

中古金属製台

 

500

合計

 

7170




14,サイドブレーキ警告灯球切れ修理(1999.3)
  サイドブレーキ警告灯のバルブ切れで点灯しなくなった為に交換しようと思いましたが、バルブは交換不可能なタイプでアセンブリー交換する必要がありました。ヤナセで注文してみると2900円との事。高すぎる。バルブ1個交換するのに警告灯丸ごと注文しないといけないとの事。ばかばかしいので町工場に小さ目のバルブが無いか聞きにいった所、一回り大きいサイズですが直径5ミリぎりぎりの物がありました。直径5ミリ以上だとソケットに入らないので加工が警告パネル側にも及んでしまいます。しかし長さが倍くらいあるのでそのまま付けられません。バルブ側の支持しているプラスチックを四本のみ残し切断。金属端子が出る所まで精密ドリルで掘り下げ深さを確保。固定はゼリー状瞬間接着剤で残した4本の足に固定。バルブについている根元の金属を横に広げ金属端子と半田でつける。

15,<投稿記事>ロッドアンテナ
 「上がらなくなったのでこれはロッドアンテナ(\3000)のみ購入し、今は問題なく上下しています。こんな場合はモーターも含めてアッセン交換とのことでしたが強引にロッドを買って自分で交換しました。折れて残った部分が取り出せませんが何とか動いています。」by M.K

 16,バッテリー交換(2006.10)
始動テスト用の古いバッテリーが弱く、始動がいまいちスパッとしません。一発でかかるのですが、スパッとしないので、丁度、Panasonic 国産バッテリーが特価販売中だったので、変えました。やっぱり、新しいバッテリーはいいですねー。エンジン自体の回転数もキレイに安定するようになり、アイドリング時のトルクが上がったようで、交換する前は滑ってなかったダイナモベルトがキュルキュルと滑り出してしまいました。ダイナモベルトはダイナモの位置を後方に調節する事で張りを調整し完了です。外車用バッテリーもネット通販ではだいぶ安く買えるようになりましたが、信頼性に劣るメーカーのものだったり、安いといっても5000円以上はするので、やっぱり国産バッテリー仕様にしたほうがはるかに経済的ですよ。

部品名

部品番号

値段

パナソニック 40B19L

 

1780