〜COOLING SYSTEM〜
230SLの冷却システムは50年近く昔の車にもかかわらず水冷式で、ほとんど現代の車と同じシステムである。
私の車はエアコンが後付けで増設されているために、ラジエーター・コンデサー前に電動ファンまである。各部ホースの劣化などをくまなく点検したが、どのホースも最近交換されたもののようで特に問題はなさそうだった。3年前にエンジン乗せ換えされているので、その時にリフレッシュされたものと推測される。
水温は華氏表示で半分くらいのところで安定する。過剰冷却もオーバーヒートも無い一番適切なポイントに始動後10分くらいで到達し安定している。
リザーバータンクはオリジナルで金属製のものである。プラスチックや合成樹脂素材のほとんどない230SLのエンジンルームは、50年を経ても機能し続ける部品は少なくない。
リザーバタンクはおそらく新車当時からのモノで金属製だ。ラジエーターキャップも備わりこれは交換されているようだった。
サーモスタットもある。アッパー、ロワーホースもかなり新しい感じだった。サーモスタット部分とウォータポンプの接続部分のホースも交換されているようだった。
ヒーターホースもOKだった。
ヒータバルブと接続するヒーターホースもOKだ。
掲載項目
1.LLC交換(2018/9)
LLCは、6年前の車両購入納車時に交換されたきりになっていた。
非常にきつく締まっているラジエータードレーンプラグ(19ミリ)を外した。ガスケットリングは外径20ミリ、内径14ミリの銅製。
バッテリー用精製水8リットルで二回すすぎを行った。280SLエンジンのLLC量は総量で10リットルであるから、エンジン内に残留する量は、2リットル程度である。
純正LLC3リットルを先に入れて、精製水5リットルを注入すると、30%濃度となる。氷点下になることのない沖縄県では十分な濃度である。
<参考費用> バッテリー用精製水(18リットル) \1250,
純正LLC(1.5L*2) \2700*2, ガスケットリング(外径20ミリ、内径14ミリ、アストロプロダクツ5個入)
\385