BRAKING SYSTEM



BRAKING SYSTEM:制動装置

 230SLのブレーキシステムは前がディスクブレーキ、後ろがドラムブレーキという構成で、他は現代の車と同じ構成のようだ。
制動能力については、通常走行においては何ら現代の車と変わらない性能で、不安なく使用できる。
唯一、気になるのは低速での制御時にフロントブレーキのキーキー音が時折ある事だが、これはごく初期のディスクブレーキという事を考えると、非常にうまく異音対策についても抑制されている方だと思う。高速道路での使用では異音は分からなかった。
前のオーナーがかなり整備に費用をかけていたようで、ブレーキホースも新品のようなきれいなものが入っていた。

掲載項目

1.ブレーキフルード交換
2012/4, 112000Km 納車整備時に交換された。
2014/4, 114200km 車検整備時
2020/4, 120927km 車検整備時
2022/4, 124585Km 車検整備時
2023/8, 125946Km フロントブレーキライン交換時

2.リアブレーキのホイールシリンダー交換(2014/4, 114200km)
リアブレーキシリンダーが片側27000円で両側交換で54000円。工賃は8000円。リアブレーキのホイールシリンダーの部品はディーラーで手配したため定価であった。

3.フロントブレーキライン交換(2023/8, 125946km)
ブレーキを踏んだ時に、プルプルした細かい振動を感じた。ピストンなどが固着しているのだろうと思いブレーキを強く踏んだり離したりを繰り返していたら、ズボッと踏み抜けてしまった。
どこかでブレーキフルードが漏れてしまったのだ。幸い、W113はハンドブレーキタイプのために何とか手で制動を制御できる。
かかりつけの整備工場は数キロ以内の場所だったため、電話して自走で行くことになった。
入庫点検で、フロント右のキャリパーとブレーキホースの間にあるブレーキラインという部品が腐食してブレーキフルードが漏れていたのが見つかった。

  この部品を整備工場がメルセデスディーラーに発注したが、本国在庫なし、供給終了と。
専門店に手配を依頼した所、新品が本国在庫あり無事に入手できた。部品の輸送は10日、ドイツからの輸入は迅速だった。
部品価格は高価で左右で92000円也。交換工賃は8800円。
詳細は、下記動画を作ったので参照されてください。


https://youtu.be/GYHOFzZkgeI