2014納車時車検(車齢48年, 114,200km)


もうすぐ半世紀(50年)に差し掛かる自動車の車検、しかもベンツの車検は、とんでもない金額の様に世間では想像されているだろう。

たしかに、モデルW113後のベンツSLモデルは車検時におけるメンテナンス費用や修理代は巨額(3060万円)になる事が多いようだ。

それは、排気量が巨大になったり、エアサスペンションだったり、ややこしい電子制御によるエンジンコントロール補機類、大型化したタイヤ代等々現代化してきた自動車の複雑化や大型化が主な理由である。しかし、モデルW113には、基本的な装備(エアコン、AT、パワステ)は全てあるものの排気量は直6の2800cc、タイヤサイズは14インチであり、その後のベンツSLモデルと比べると現代的な水準からすると、かなり質素な構成であることから、余り壊れる所も無いため意外と車検時における整備費用はかからなかった。

車検整備は、ディーラーでの車検整備が余り丁寧にされていない事が前回の190Eの整備で分かったため止めた。特にブレーキ回りは旧車では非常に重要であるため、父の1977年式クラウンロイヤルサルーンのメンテナンスなどを担当している整備工場に依頼した。そのため、整備基本料金もディーラーの半額以下であった。

今回は、エンジンオイル・LLCの交換はしなかった。私は、エンジンオイル配分で交換するし、LLCは4年に1回の交換で十分と考えているためである。

 

ブレーキオイル交換

リアブレーキのホイールシリンダー交換(さびさびでオイル漏れをきたしているため交換となった。)

パワステベルト調整

 

車検整備は以上のみであったが、ホイールシリンダーが片側27000円で両側交換で54000円もかかってしまった為に合計費用は約15万円であった。

リアブレーキのホイールシリンダーの部品はディーラーで手配したため定価であった。

50年も昔のクルマにもかかわらず、国内在庫ありだったためすぐに取り寄せできた。

メルセデスベンツの部品供給の安心感は、非常に高く、この点こそが私がメルセデスベンツにこだわる理由でもある。

それさえなければ、10万円以内に収まる事を考えると、なんとか今後もこのW113を維持していけるかなぁと思った。

私がこのクルマを手に入れて、2年間での走行距離は2200kmであった。年間約1100kmである。

ガソリン代はリッター3.5キロ位として300リットル、リッター150円ハイオクとして、年間45000円。

任意保険料は年間21000円。

自動車税は年間40000円。

重量税を含む車検代として年間75000円。

駐車場は自己所有地のため無料。

従って、トータルのおよその年間維持費は、181000円であった。これは、月割にすると約15000円であった。

さらに、しつこくそれを日割りにすると、1日約500円である。

 

ただし・・・その他に、この2年間でちょいちょいゴム関係(ウェザーストリップ)のリフレッシュやパワーウインドウ撤去やドアのカタカタ音解消やメッキバンパーの新調等、やらなくても特段困らないリフレッシュ整備で、18万円位は使っている。

これを、1年にすると9万円だから、本当の維持実費は年間27万円になる。

この2年間だと、全て含めて54万円位をこのクルマにかけていたという事になった。

日割りだと・・・740円。(なんとかこれで、納得する・・・笑)

この2年で一通り気になる所はやりつくしたので今年は、余り無駄使いしないように注意したい。

一応の目標としては、次回の車検代を10万円以内にして、リフレッシュメンテ0円にできれば、年間16万円以内!!1日430円!!!コーヒー一杯以内!

 

税金等

 

重量税(18年超え)

37800

自賠責保険

12890

検査証紙

1100

 

 

合計A

51790

 

車検にともなう整備

部品代

工賃

整備点検料

18000

完成検査及び登録手数料

8000

リアホイールシリンダー左右

54000

8000

ブレーキオイル

2960

 

パワステベルト調整

 

1500

消費税

4623

合計B 

97083

 

合計A+B

148,873