〜DRIVESHAFTS〜
1.納車整備前と整備後(デスクジョイント交換による変化)
1.納車整備前と整備後(デスクジョイント交換による変化)
車体前のトランスミッションと車体後方のデフ(デファレンシャルギア)を連結するのがドライブシャフトです。トランスミッションとドライブシャフトの連結とデフ(デファレンシャルギア)と
ドライブシャフトの連結にメルセデスでは非常に厄介な部品を使用しています。それが、デスクジョイントです。国産車ではまず故障として考える必要のない部分に高価な消耗品(4〜5万キロで要交換、2万〜4万円)を採用しているのには大変驚きです。特に痛みやすいのは前側のデスクジョイントです。
メルセデスは国産車に比較すると情けないほど振動するのが普通と思ってください。しかし、それがあまりに強調されるばかりにただ単にメンテナンスがされていないだけの状態のひどい振動も普通とは思わないで欲しいです。マークUやクラウンよりは振動は新車でもありますがその程度はカローラと同じくらいの振動です。客観的にはセレクターがパーキング又はニュートラルではカップホルダー上の紙コップに入れた水は波面をつくらないレベルですが、運転席のドアにひじをついて手を耳に当てたとき、エンジンの振動が頭部の揺れとしてかんじ、いすに座っていても集中するとゆれとして感じるレベルです。Dの時の振動はそれほど集中せずとも椅子が微妙に振動するのを感じます。それでも、カップホルダー上の紙コップに入れた水は波面をつくらないレベルということがポイントです。椅子の上にカップをおけば波面ができるでしょうが、エアコンの噴出し口やコンソールの部分に置いたものでは振動はうまくマスキング(遮断)され伝わってきません。
デスクジョインとの振動に関与する影響とエンジンマウントの影響は相まっているので、どれがどれということは難しいようです。デスクジョイントで特に問題となるのは走行中の変速時のショックがあげられます。特にバックギアに入れた時は大きいようです。しかし、ATミッションのほうの状態とも関係が強いので個別の判断は難しいと思っています。
やっと本題です。購入前の試乗では私の190は最悪のレベルでした。ニュートラルで椅子がぶるぶる震えていて、ドライブではハンドルも振動していました。このレベルでも販売のプロでもメルセデスはこんな物ですよと本気(セールストークではなく)と言っているので、人によって振動の評価はまちまちです。前述のやり方でぜひ正しい振動の感じ方を身につけてから試乗へは行かれることをお勧めします。試乗にてダメ車ということが判明したので、直ちにメカニックにみて頂き、エンジンマウント/デスクジョイント交換で改善可能かを見極めてもらいました。酷いレベルではないが交換してもいい時期でもあるとのお返事をいただいたので、車を購入することにしました。エンジンマウントと、シャフトのデスクジョイントを変えれば直るということで部品代のみ当方負担で決めてきました。
部品名 |
部品番号 |
値段 |
エンジンマウント |
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34000 |
デスクジョイント |
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27100 |
交換工賃(上記両方) |
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(36000*車両代より値引き) |
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97100 |