〜BODY〜

INDEX



BODY:車体

掲載項目

1.タッチアップペンによる小傷補修
2.タイヤ交換
3.事故によるフロントドア交換
4.排水パイプ、ジャッキアップポイントゴムの補修
5.エアコンダクト交換
6.ワイパーブレード交換(旧タイプ)
7.タイヤのメンテナンス
8.事故修理による左側助手席ドア全塗装、リアドア交換
9.リアドア内張りめくれの修正
10.バルクヘッドのコンピューターカバーの修理
11.スリーポインテッドスターボンネットマスコット交換.(2005/6)(2020/4)
12.ルームミラー=バックミラー交換
13.サンバイザーのバニティーミラーヘルニア修正・後日中古品に交換
14.タイヤ交換(2回目)(2007年88000Km)
15.トランクルームのさびのさび取り・防錆処理
16.スタッドレスタイヤ装着
7.夏タイヤ装着
18.ウッドシフトパネル交換
19.ドア内張りめくれ修正
20.ダッシュボード・内装の掃除
21.バンパーとサッコパネルのDIY塗装
22.ワイパーブレード交換(新タイプ)
23.10年10万キロ記念エンブレム装着とフロントグリルエンブレム再塗装
24.ドアミラーブーツ交換
25.トランクの補修
26.フロントグリル交換
27.ブロワーファンの操作スイッチ交換
28.運転席キーシリンダー清掃
29.助手席空調ダクトレバー破損修理
30.助手席のシートベルト修理+両センターピラー内張りクリーニングと貼り直し
31.運転席ドアのロッキングアイ交換(2014.5 105000Km)
32.ボディの細か部分の錆補修
33.タイヤ交換(3回目、2014.09 106400Km
34.運転席ロック解除レバーリンクのクリップ・リンク補修
35.サンバイザーのバニティーミラーの蓋からの異音対策
36.リアウインドウ周りからの雨漏れ修理
37.フロントガラスの傷消し、リアガラスの雨染み(デポジット)の研磨処理
38.バックミラー補修
39.メーター右側パネル、空調ダクトレバー破損修理
40.左リアランプユニット周囲からの雨漏り、リアウインドウ周囲枠からの雨漏り修理(2018/4)
41.リアサイド(Cピラー)内張張り直し、救急ボックス修理(2018/3)
42.ワイパー下部のプラスチックカバー修繕(2018/2)
43.ワイパーのナットが外れて修理(2018/4)
44.本革シフトノブ交換・シフト内部リンクブッシュ交換(2019/5)
45.シートバックネットの修理(2019/10)
46.ジャッキホールカバー修理(2019/11)
47.フロントガラス飛石傷リペア(2020/2)
48.ボンネットダンパーの交換(2020/4)
49.ドア(サイド)バイザー取り付け(2020/6)
50.ウインカーランプ交換(2020/11)
51.タイヤ交換(4回目)(2020/12,139000km)
52.ジャッキアップホールカバー交換(2021/2)
53.運転席左側足置き修理(2022/6)
54.運転席ドア注油(2022/6)
55.ボンネット簡易塗装(2023/1,155000Km)
56.リアタイヤ交換(5回目)(2022/12,155000km)
57.シートベルト修理(2023/10,157000km)


1.タッチアップペンによる小傷補修(2001.5
 1993年式の私の190Eは新車から8年経過し、前オーナーはきれいに車に乗ってくれていたため、ほとんど傷はありませんでしたが、やはり、塗装の数ミリの傷やはがれはありました。へこみなどが皆無なためかえって、目につきました。そういう細かい傷を純正のタッチアップペンで補修しました。

部品名

部品番号

値段

タッチアップペン

 

1360

2.タイヤ交換(2001.5, 44000km
 車の部品でもっとも交換によって効果が現れるのがタイヤではないでしょうか。車を引き取りにいった帰りに直ちにタイヤを注文しておいたタイヤ屋に直行。試乗したときのざらついたタイヤのごつごつ感、騒がしさが無くなりしっとりとした安定した静粛な足回りになり感動しました。銘柄はミシェランMXグリーンシリーズとブリジストンBシリーズで悩みました。ミシャエランはゴルフで使用していてとてもいいタイヤでしたし、Bもクラウンで使っていてこれもまたとてもいいタイヤでした。価格をいろいろ回り競合見積もりさせた所、ブリジストンのほうが3000円程安かったので決定しました。いろいろ回っているときにモーターショウでFALKENブランドを勧める店があり、サイズを確認した所、純正サイズはないけど近いサイズがはめることが可能ということで売り込もうとする大馬鹿者がいたことを書き加えておきます。今だにこういうブランドがあるとは思いませんでした。くれぐれも同じサイズのタイヤのあるブランドを装着するようにしてください。

部品名

部品番号

値段

B650 185/65R15

 

38080

取り付け工賃

 

2000

廃棄タイヤ処理量

 

1000

 

 

41080

3.事故によるフロントドア交換(2001.10
 駐車場に停めていた車に、戻ってみると運転席側ドアハンドルの少し下のプレスラインの折り返しのところに傷を発見しました。鉄までいっている深い傷で緑の塗料が付着していました。1ミリ程度陥没もしています。同位置のサッコプレートにも傷が入ってます。隣の車の色と一致しています。隣の車がドアを開けた時に台風の強風で思いきり当てたに違いありません。不幸中の幸いです。警察の連絡し、車の所有者を調べ待つ事3時間運転者が現れ、警察を再度呼び書類を無事作成。運転手は全面的にを認めました。
 加害者は任意保険でこれをなおすつもりです。あてておいて何の連絡もせずに捕まったら保険で直してお咎め無しなんて虫のいい国ならではのことですが、警察もそういうもんだというので馬鹿らしいけど保険屋にないてもらうしかありません。こういうのって罰則とかが無いからみんな知らん振りにげどくなんでしょうね。
 まず台車ですが、要求するまで出す気配すら見せなかったので、要求するとはじめカローラでといってきたので、事情を話したら、マーク2クラスで勘弁してといわれOKしました。カーナビ付きのローレル3ナンバーがヤナセに手配されてました。
 次に修理内容ですが、なんと、ヤナセの人も私と同意見でプレスラインは完璧に治すのは至難の技、離れて見たら必ず歪みが分かるといいます。ヤナセの方が積極的にドアの交換を勧めるというので、そんな事が可能なのかと心配でしたが、全労災とヤナセが話し合い本当に新品ドア交換となってしまいました。親しくしていたためかヤナセは私にとって最善の方法とヤナセの利益のためにかなりすさまじい修理方法を呑ませたようです。話し合いは終始和やかに、かつ冷淡に淡々と運び、スムーズに行われ、私が保険屋に気の毒だねとひと言かけてしまったほど、保険屋もおとなしくヤナセと私の要求を呑んでくれました。
 しかし、修理の仕上がりには失望させられました。引き取りにいったその場で気づいたのは磨き傷のような塗装面に平行な線の濁り。その場で指摘し再研磨しこれは良くなりました。そして次に気づいたのは無数(4個以上10個未満)に見られる気泡によりできた塗装面のかすかなへこみでした。その場で聞くと気泡との説明を受け、後日代車が用意できたらやり直すとの事。持ち帰り後、駐車場で、ドアのガラスの面と取っ手のある側の曲面との境に1センチ程度の塗装のたれを見つけました。
 晴天かの駐車場でドアとサッコプレートを見ると、色がまるで違う事に気ずきました。塗った部分は明るい目のブルーから紺という感じで、オリジナル部分は渋い濃紺なのです。夜間でもじっと見れば色の違いは分かります。普通塗装は経年変化で明るくやけて、くすんだ感じになるんじゃないかなーと思っているので塗りなおした部分が明るいのには納得いきません。色自体違うんじゃないかという気持ちです。違いの程度をわかりやすく説明すると、オートバックスとかにあるカラーチャートでいうと似てるけど異なるとなりのチャートというほどの違いがあります。
 そこで私は、インターネット上で外車を専門に板金塗装修理をするプロにメールで写真を貼付してアドバイスを集めました。以下が協力してくれたショップの皆様のご意見です。ご指導いただいた皆様方本当にありがとうございました。

 BENZの紺色というとミットナイトブル−.カラ−NO904だとおもいますが当社では.この色は太陽の下で色を合わせるようにしています。だれが見ても色が合っていなければ.クレ−ムになります。プレ−トは半艶けしなので艶のある.なしで色がちがって見える場合があります。納得できなければクレ−ムになると思いますここのヤナセの塗装屋さんは.ちょっとレベルがひくいと思います。まず 色だれですが.この状態でお客さんに納めるなんて考えられません。ボディ−の色ちがいはよくわかりませんが プレ−トの色ちがいはよくわかります。これはクレ−ムになります.(***ボディー様)

 率直に申し上げて、仕上がりは全くの失敗です。その旨をひとつひとつ指摘して、再度補修するよう、お願いしてください。まず、プロテクターパネル(サッコ)は、明らかに色が違う旨を指摘するべきです。サッシュ付近の塗りダレも明らかにわかりますね。恐らく、肝心なドア本体も色が違うのでしょうから、その旨を指摘してください。とにかく、こんな誰が見ても判るミスは、どんどん指摘してください。(*自動車様)

 画像、拝見させていただきました。写真でわかるレベルの色違いですので、実際にはもっとはっきりと違いがあるんだと思います。再塗装で色を合わせるのは非常に難しいので、たいていの場合は、隣のパネルもボカシながら色を塗るはずなんですが。今回は、そうしてないところを見ると、やはり安上がりコースなんだと想像します。それと、樹脂部分は、特に色合わせが難しいんだと思います。しかし、腕の良い職人ならもっと上手く色合わせできるはずなので、クレームを付けて良いのではないかと思います。塗装ダレに関しては、明らかにミスですから、クレームが通るはずですよ。また、目立つ場所ですから、余計気になりますよね。なお、色に関しては、いずれ経年変化で合わなくなってしまうと思いますが、これは仕方ないと思います。(某デント専門店様)

 当社も板金塗装を自社で取り扱っていますがこの状態は十分クレ-ムに値します。仰るとうりに明らかに色が違います。根本的に色合わせを間違えたのではないのでしょうか。また塗装だれは、クリア-がたれており、磨きに関しても不十分と言わざるおえません。アップの写真をみますとウェザ-ストリップの処理にも疑問がありますが、現車ではないのでコメントを控えさせて頂きます。ただ何故この現状でお客様にお車を引き渡したのかが疑問に思えます。最終点検の段階ですぐに解る事と思います。ヤナセにだしても、板金に関しては外注というケ-スがままありますがフロントマンがしっかりしていればこのまま引き渡すことは考えられません何か事情があったのでしょうか?(***自動車様)

 さらに、ドア交換から3週間あまり、なんかしまりが悪いなと感じていたんです。ふとしめるときにドアのピラーのゴム部分が後ろのドアのピラーに当たっていたを発見しました。ゴムが2,3ミリ、リアのピラーに干渉し、外側におり曲がって、それからしまっていました。左側を見ると、かすかに当たっているのですが、ほんのかすかでして、1ミリくらいでゴムはそり返ることなく当たると収縮しなかに入り、しまっていきます。交換した右側は明らかに異常でした。で、そのまま使ってるとゴムが切れえしまうぞと思い、電話してからヤナセへ。見せると、@チリはあってるね。A反対側も少しあってるね。B個体差じゃないかCドアの閉まりはこんなもんじゃD他の190見せれば納得するだろうEほらこれも当たってるでしょ、というプロセスでミスはないと主張されたのです。ベテラン板金職人が2,3人ですよ。で、怒りを抑えつつ、反対側も、もう一台の190もゴムは当たってるけどそりかえってはいませんね。と懇切丁寧に実演講習したのです。さらにプレスラインが、ドアの前側でずれてないかと指摘すると、絶句沈黙の後、それでようやく、若い職人に調整の指示が出ました。一言も謝罪無しです。若い職人さんは比較的すぐさま異常を認識したらしく、手際よく調整してくれました。結果完璧によくなりました。左側と同じです。閉まりも完全でした。若い職人にぜんぜん違いますね、完璧によくなりました、ありがとうとお礼を言いました。その人も満足げでした。
 中堅職人恐るべし無能ぶりを露呈してくれたおかげで、再塗装の件は無しと決めました。向こうがのんきに代車できたって連絡してきたら、もう、結構ですと言おうと思ってました。その後、再塗装はもういいですよといいました。ドアの立て付けの件は担当者の室長には入っていませんでした。祭日だったので当番が処理し報告しなかったのでしょう。ドアの事や、たれのことで再塗装させるには不安があるとはっきり言いました。申し訳ありませんといっておられ、やっぱりたれは治しましょうといってくれましたが、もっとややこしいことになると室長に迷惑がかかると思い、断りました。永久にクレームの繰り返しになりそうで。



部品名

部品番号

値段

ドア分解交換

 

45000

再塗装

 

56700

ドアシェル

2017202405

56600

プラグ

1269870444

100

インシュレーション

2106820008

570

合計

 

158970

4.排水パイプ、ジャッキアップポイントゴムの補修 (2001.9) (2014.10

  (2001.9) 車体底部助手席側に運転席側についているような排水パイプ、ジャッキアップポイントゴムが欠損していることに気付きました。排水パイプは車体内部に入った水を逆流すること無しに排出する弁付きのパイプです。おそらく前オーナーが底面をヒットしてとれていたのでしょう。排水パイプはねじ込むだけ。ジャッキアップポイントゴムは人間の力では入りませんので、ガレージジャッキで車重により押し込みます。

部品名

部品番号

値段

プラグ

M 201 997 00 86

500*2

グロメット

M 201 997 23 81

290*2

 2014.10久しぶりに車体底部を観察していたら、運転席側の前と助手席側の後の排水パイプが無くなっている事に気がついた。2001年には、助手席側の前後が無くなったいた。一度もとれていないのは運転席側の後だけという事になる。助手席側の後は2回目の脱落となる。部品の価格は13年まえの3倍以上になっていた。この部品ははめ込むだけで付けられるのであるが、今度は取れにくいように、3Mのウェザーストリップ接着剤を併用した。ホースがついている部分の鉄板は錆びは皆無であった。無くてもいいかなあと思うこの部品だが、サイドシルの錆防止のために、意外に大切な働きをしているかもしれないし、航空機のパーツみたいで、やはり付いてるとかっこいい部品なのである。

部品名

部品番号

値段

グロメット

M 201 997 23 81

1090*2


中に3つの穴があいていてサイドシルに入った水を排出するが、進行方向と逆に角度がつけられたホース形状で、逆流はしてこないようになっている。



進行方向と逆向きについている。中古で買ったら、全部取れて無くなっていると、気がつかないと思われる地味な部品。


5.エアコンダクト交換(2001.7)
 納車整備時に中央左は交換されていました。しかし、中央右と外側左もやや動きがゆるかったのではずしてみた所、両者とも片方の止め部分が割れてました。補修を試みるもかなり力がかかるらしくすぐに取れてしまいました。新品交換しました。

部品名

部品番号

値段

ルーバー中央

M 201 830 02 74

1500

ルーバー外側

M 201 830 03 74

1420

6.ワイパーブレード交換(2002.1.10)(2003.04)(2004.01,6(2005.6,12) (2006) (2007) (2008)
 ややふきむらが出てきたので即交換。オートバックスでボッシュに問い合わせてもらいゴムのみ注文で取り寄せました。型番はT−600だったと思いますが、資料を紛失してしまいました。ゴムの交換は意外と難しいです。ステーごと車体からはずすのは簡単です。ゴムはパノラマワイパーのためか左右に止めがついているので一般的なゴムの交換のように簡単に滑らせてはめるということができません。私は一方の止めにグリスを塗って滑るようにして一つ一つのかしめを力を入れてとおすという方法を取りました。グリスを塗らないとおそらく無理です。ゴムが切れてしまうと思います。15分くらいはかかると思います。
 とにかく、一般的なものほど簡単ではないのです。自信がなければディーラーでステーごと買ったほうがいいでしょう。私はもうこつが分かりましたから、13の費用ですむので自分でやりますけど。1本約1000円。


190E(W201)のワイパーブレード交換(動画)

7.タイヤのメンテナンス
 タイヤについてはこだわりすぎず、基本性能重視で考えています。メルセデスベンツはきわめて高速走行が得意な自動車ではありますが、スポーツモデルでないセダンモデルではベーシックなタイヤでも十分に性能を発揮できると考えています。ホイールのサイズは5ナンバーサイズの190でも純正で15インチと大き目のものがセットされていることからみても、同年代の国産車とは走りに対しての意気込みが感じられます。これ以上インチアップするのは無粋というものでしょう。最近一部の自動車評論家の間ではホイールは純正サイズを尊重する風潮があり、私もこの考えに賛成です。インチアップは百害あって一理しかないということをもっと多くの人が共感してもらえたらと思います。幸いメルセデスの場合ホイールのデザインが美しすぎるため社外品に変える人はそう多くなく、中古車で買っても純正アルミが装着されているものが多いようです
 私は以前にはミシェランタイヤのファンでしたが、クラウンに装着するためにブリヂストンのドーナッツタイヤを選択してみて、コストパフォーマンスだけでなく静粛性も見てみた場合にブリヂストンも満足いくものでした。ミシェランよりはブリヂストンのほうが入手しやすいこと、価格的にはほぼ同等、タイヤ館というブリヂストン直営店で買うことができアフターサービスが期待できる、ことからブリヂストンを選びました。メルセデスを入手してまずしたことはタイヤを新品に交換したことでした。2001.04
 2002.10 タイヤの空気圧は2ヶ月ごとに正確に管理しているのにもかかわらず、空気圧の減少が早すぎるように感じました。2.2だった圧が2.01.9になってりひどいタイヤでは1.5だったりするわけです。1ヶ月の計測の変えてみてからも相変わらず減りは早いままで何かがおかしいということになり、タイヤを買ったタイヤ館へもって行き見てもらいました。原因はホイールのアルミの腐食によるタイヤのリムと接する面が不整になっていることで空気が漏れているということでした。実際見てみると小さな泡ができるくらい漏れていました。確認されたのは最もひどいタイヤ1本だけでしたが、同じようなことがほかのタイヤにもいつ起こるともわからないため4輪ともホイールのさび除去とタイヤリム部に装着する際の接着剤のようなものを施行しました。接着剤のようなもの無しではじめつけてみたら、気泡の量がわずかに見られたため、再度取り外し、施行されました。プロにしかわからないいろいろなテクニックがあるものだと関心ひとしきりでした。その後は2ヵ月後との検査でも圧減少は無くなり、4ヶ月で0.1気圧以下の減少となりました。費用は1本1000円、1本磨いたり脱着するのに20分以上かかることを考えると激安でした。4本で4000円かかりましたが、これで安心して乗れます。
 2003.11 120Km/h以上出すと微小な振動を感じることに気づき、タイヤのホイールバランスの異常をまず疑い同じタイヤ館へ。案の定4本ともバランスが狂っていました。その後、まだぶっ飛ばしてませんが70km/hではスムーズに転がっているような感じがプラセボ効果かもしれませんが感じられました。また報告します。料金は無料でした。
 2004.04 160以上の高速域でも極めて安定した走りになることが実感できています。2003.11にバランスを取り直す以前とは全く異なる車です。車というのは多くの部品の集大成で何一つ無駄な物はないのですが、タイヤのメンテナンスほど走りに直接影響を与えるものはないことを改めて認識させられました。新品でタイヤを買ったときになぜ入念にバランス取りをしてくれなかったのか怒りを覚えます。今度からはしっかり見ておかないといけないと思いました。もし、異常に気づいたらすぐにやり直しをさせるようにしましょう。

8.事故修理による左側助手席ドア全塗装、リアドア交換(2004.1
 信号待ち停車中に車間をすり抜け中のバイクが左側面に衝突。持ち出しゼロの保険修理です。
 申し訳ありませんが、事故の詳細は記述できません。
 運転席側の前に修理したピラーの塗装のたれの修理もついでに今回お願いしました。クリヤーを塗りなおしたといってまあまあ前よりはましになってましたが、まだたれの線が微妙に見え、新車なら許されないレベルでした。仕上がりは工場で蛍光灯で見た限り満足いく物でした。しかし、運転席側のドアの鍵が非常に硬くなってしまいました。鍵を右に回してはなすと通常シャキッと縦に戻るはずが、かなりの抵抗でぐにゃっとまわって離しても戻らなくなっています。左回りも同様です。助手席側はドア一枚塗り替えだったそうですが、この場合に鍵の部分に何か影響が起きるような行程が含まれるのでしょうか?焼付けの熱で壊れた?とか?チョト油をさしてみましたが無効でした。結局組み付け後の調節不良で、ものの五分で直してもらえました。しっかり点検してから納車してくれよ。といいたくなります。
 数日後、また、気づいたのですが外のドアハンドルがドアを開けるとき引いて、戻すときにゴリッと明らかに引っかかりガチャンと音を立てて戻るという有様でした。ドアハンドルのキーホール側で引っかかりを感じます。ドアハンドル自体がガタが全く無い点がほかの3枚のハンドルと異なるのでこれも組みつけの閉めすぎが原因なのか?と思いまたヤナセへ。これも、組み付け調整で直りました。うーん、2回も持っていくのは大変なんだからしっかりして欲しいものです。ベンツはこういう微調整が必要なクルマなのだと革めて思いました。同じような症状の方は一度ヤナセで調整してもらうことをお勧めします。
 後日、フロントドア部分ガラス下付近に細かい点状のスポットが散在しているのに気づいてしまいました。ヤナセへ相談してみると、と掃除にほこりがついたもので再塗装させていただきますとの事となりました。再塗装していただき、きれいになり満足いくものとなりました。

部品名

部品番号

値段

左リアドア分解交換

 

34790

左前ドア傷修正

 

1420

左前ドアモール傷修正

 

1420

再塗装

 

105080

ドアシェル

2017300705

87400

細かいパーツ

 

1360

インシュレーション

1686820308

1220

合計(税込み)

 

244324

 

 

9.リアドア内張りめくれの修正(2004.3
 ベンツといえども内張りのめくれは必発のようで、中古車ではあちこちめくれている物がほとんどでしょう。私の場合早期発見早期治療でめくれがひどくなる前に治していますガラス下の内張りはそれをはさむためぬ部品がゆるくなっているだけなので内張りをはがしたあとにそのパーツをはずしてラジヲペンチで挟まる部分を締めてやれば内張りの浮きは直ります。ほったらかしにして、おくとどんどん内張りが剥がれてしまい、もはや挟むだけでは治らなくなるほど縮んでしまうと治すのは非常に難しくなりそうです。
 今回はガラス下ではなく角の部分のメクレが出てきたのをエポキシ樹脂接着剤で補修しました。写真のようにしっかり固定すれば初期のメクレであれば治せます。

10.バルクヘッドのコンピューターカバーの修理(2004.3
 バッテリーの後ろにコンピューターやらリレーやらを雨から守るためのカバーがあります。図を描いてみたので御参照ください。灰色は帯状のゴムです。図のように1センチほど間がありカバーにはどうしても届きません。本来は図のようにつくべき形状で、カバーには、はさむような形の部分もあるのです。が、それだけでは重力に打ち勝てず図の位置より下に2センチ落ちてしまうのです。みなさんの車は図のような感じでしっかり止まっているのではないでしょうか?両面テープで今のところ止めていますが、いずれ落ちるでしょう。そこで思いついたのが中央のねじの位置までカバーにプラバンでステーを作って貼って重力に打ち勝つように作ればいいナという事です。落ちたらやってみます。

ねじ止めするよりも黒いガムテープでぴっちり貼ればいいことに気づいて実行したところうまくいきました。

11.スリーポインテッドスターボンネットマスコット交換.2005.6)(2020.4)
 
ポロット取れてしまったので新品交換。パーツ代は5000円くらい。取れてしまったパーツは内部のアルミが腐食していました。12年外で雨風にさらされたにしてはよく持ったといえるかもしれません。交換はペンチでできますが、結構、狭い場所で不自然な姿勢で力が要るので、腰が弱い方や女性の方ならやってもらった方がいいように思いました。新品はきらきらしていてキレイです。こういう外装パーツがディーラーに在庫されている事には感激しました。ヤナセの懐の大きさを感じます。2005.6

スリーポインテッドスターボンネットマスコット交換2回目(2020.4)
 
2005年に交換後、15年経過して、メッキがはがれてきていた。先日、遂に根本の腐食が進んでぐらぐらになってしまったために交換した。
 純正パーツの価格は値上がりしていて6000円(定価は7000円税込)。



交換前。

交換後

ボンネットマスコット交換手順の紹介動画

12.ルームミラー=バックミラー交換 (2005.10
 私は、夜間運転時には積極的に防眩装置を使用します。ルームミラーの下側のスイッチをいつものように倒したところバキッと中から裂ける様な音がしてルームミラー下部のプラスチック部分が割れました。そのままでは、防眩機構を使うたびにばらばらと部品が崩れていくので、交換するしかなくなりました。中古パーツではどの道、経年劣化で遅かれ早かれ同じような起こる事が考えられるために新品交換することにしました。ベンツのパーツはかなり割高のものが多いのでいくら位するのか心配でしたが11400円と納得のいく値段でした。取り付けはサービスでやってもらう事ができました。取り外しのコツは本体基部のステーごと横方向に傾けて外すということです。パーツは注文後一日で届きましたので、ベンツのパーツ供給体制とヤナセの豊富なストック体制には本当にすばらしいと感激します。先日マツダの車ではエアコンスイッチの照明電球ひとつ注文するのに1週間も要しましたから、ヤナセというディーラーは高コストだけれどもやることはしっかりやっているし、車という消耗品の塊についてもどういう部品を国内在庫しておくかをかなり研究し、車のことをわかっていないとできない仕事です。フォルクスワーゲンの部品はDUOに変わってからはえらく部品が供給されるのに時間がかかるようになりましたから、ヤナセの功績によるベンツの安心感というものは大きいと思います。

ちなみに現行型等のメルセデスベンツの場合、自動防眩ミラーが装備されている場合、このバックミラーで5万円ほどするらしいので要注意です。

13.サンバイザーのバニティーミラーヘルニア修正 (2005.12) 結局交換 (2008.1
 サンバイザーのバニティーミラーが左右席側ともバイザー本体からヘルニアのように浮き出てきて、屋根の内張りと接触して走行中にきしみ音を発生するようになりました。半年前にも一度気になって、両面テープをバニティーミラーの基礎の部分の裏側と側面に張り押し込んで固定してみましたがすぐにバニティーミラーがバイザー本体から浮き出てきてしまい、修理がうまくいっていませんでした。今回は、接着剤で固定しました。バニティーミラーの基礎の部分の裏側と側面に接着剤をぬり、大きな洗濯バサミのような強力なもので挟み込んでみました。今のところまだ1週間しかたっていませんが、前回のように浮き出てくる事も無く、きしみ音の発生もなくなりました。車齢12年にもなる私の車ですが、室内の内装部品などからのきしみ音などは全くありません。とても静かだからこそ、バイザーからのきしみ音はとても気になっていました。解消されてとても満足しています。これでもまた、ダメだったら、新品交換してしまおうかしら、と思わせるほど静粛性には貢献します。

 運転席のサンバイザーの軸の部分のグラグラ感が気になってきました。ネットオークションで中古品を入手。あえて紺色ではなく黒色にしました。どうも、紺色のプラスチックパーツは劣化が黒色に比べて著しいようです。それで、黒色にしました。送られてきたバイザーはほぼ新品同様でした。

14.タイヤ交換(2回目) (2007.08, 88419km)
 2001年5月にこの車を購入後、44000km時にタイヤを交換してから6年と3ヶ月が経過し走行距離も4万キロを越えました。それでも4輪とも方減りなしで山はまだ7割程度も残っていましたのでまだまだ使えそうでしたが、雨天時のグリップの低下を2年前くらいから少し感じていていました。静粛性は高速走行でのノイズが少し出てはきましたが、ほとんど変化無かったように感じていました。また、1年位前から少しだけ右前輪のタイヤだけが0.3気圧ぐらい3ヶ月ぐらいで空気圧が低下していましたが、それも7.タイヤのメンテナンスで書きましたようなアルミホイールの腐食かなと思いわずかな圧抜けなので、補充で対応していました。 経済的に余裕がない状態が続いていたので、後半年、来年までは、と思い交換しないでいたのですが、つい先日、危うく事故を起こしそうになりました。その日は小雨だったのですが、いつも少し速めの徐行で左折する所で曲がりきれずに車がハンドルも効かない状態で右側の住宅の塀にズリズリッと滑っていき、“あぁこれはもうぶつかるな、まあ速度は10キロも出ていないからたいした事故はならないと思うけれどバンパーと右フェンダー、ウインカーくらいは壊れるだろうなー、ケチらずにタイヤ交換しとけばよかったなー”と頭の中は後悔でいっぱいでした。結局、ハンドルを正面に戻し、ブレーキロックでABS動作し堀の10センチ手前で運良く停止しました。2メートルくらい横滑りしていました。それで、決心がついてタイヤ交換しました。

交換にあたり候補は、トーヨータイヤのプロクセCT01がやたらに気になっていたので第一候補。次に今はいているブリジズトンB650の後継モデルB-style EX、新モデルが出たばかりのレグノ9000。最後に安いけれども性能は普通に良いらいしいヨコハマのDNA ECOS。レグノ90007万円程度という見積もりだったので、ちょっと厳しい。どうやらタイヤ価格は6年前に比べて全体的にだいぶ高くなっているようだったので、少しでも安いところでと思い残り3種で価格を調べてみた。価格は工賃等すべて込み。

 

プロクセCT01

B-style EX

DNA ECOS

カー用品量販店

53488

51598

45550

タイヤ専門店多種系

 

52300

 

タイヤ専門店ブリジストン系A

54054

48000

50148

タイヤ専門店ブリジストン系B

 

53880

44520

DNA ECOSB-style EXだと5万円以内で購入できるので、その二つに絞られた。3500円の差であれば、6年と3ヶ月が経過したにも拘らず、すんでの所で壁激突を回避する性能を残してくれたブリジストンブランドへの信頼をこめて、B-style EXを選んだ。交換の際に驚くべきことに、フロントタイヤには大きな釘が刺さり埋没したまま半分くらい削れている状態が発見された。微小な空気圧の低下はおそらくコレが原因だったのではということだった。高速走行でいつバーストしてもおかしくなさそうな大きな傷だったので、よくもってくれたものだと思った。交換してみての感想ですが、まだ街乗りしかしていないので、ハンドルが軽くなり、乗り心地が柔らかくなったこと以外にはほとんど変化がわかりません。今度の高速が楽しみです。

部品名

部品番号

値段

B-style EX 185/65R15 88S TL  

 

41716

取り付け工賃

 

2000

廃棄タイヤ処理量

 

1000

バルブ

 

1000

税込みで

 

48000

15.トランクルームのさびのさび取り・防錆処理 (2007.08, 88419km)
 私がメルセデスベンツに感心するのはボディーの丈夫さだ。ディーラーで整備を受けているオールドタイマーのメルセデスを見たときに、リアのコンビネーションランプやトランクまわりなどさびに弱いところでも新車の如く全くさびが無いのに感心していた。 私の車も車齢14年になるがこれまでさびを見つけたことが無かった。しかし、見つけてしまった!トランクルームの向かって手前側の樹脂パーツで覆われている両端側にわずかなさびを発見してしまった。3ミリくらいの茶色い筋がスーッと走っているのを見つけてしまった。


(きっかけは、トランク開け口のカバーが切れる端っこのわずかなさびを見つけたことだった。)

コレはもうトランク周り一周、全部さびさびなんだろうか、と一瞬にして覚悟した。で、樹脂カバーをはずし、ゴムのウェザーストリップを取り外してみてみると、手前側は右から左までほぼ全滅。いたるところがさびさびだった。

 

トランクの左右側と奥側に関しては、さびは皆無だった。ウェザーストリップを詳しく調べてみるとさびが回っているところは凸部分へはまる幅が広がり緩くなっていた。190Eのトランクの構造では開閉のたびに手前側の部分には下側の力がウェザーストリップの形では横向きに加わることになる。左右側と奥側ではウェザーストリップの形では垂直に力がかかるので凸部分へはまる部分が広がっていく力は余りかからないのだが、手前側では横向きにかかることで凸部分へはまる部分が広がっていったと考えられた。

さびをリューターで除去し、ホルツのサビチェンジャーで黒さびに化学変化させ、仕上げにホルツのカラーラストップという防錆塗料を塗布した。ウェザーストリップの凸部分へはまる部分はプライヤーで挟み、広がってしまっていたのをきっちりとはまり込むように矯正した。さびはまだ鉄板を貫通するほどには進んでおらず板金の必要は無かった。本当はこの段階でプロに頼んできっちり仕上げてもらったほうが安心なのでしょうけれど、先立つものが無いのでとりあえずDIYで対応した。

 

ここはなかなかさびを見つけにくい場所なので、一度調べておいたほうがいいと思います。

部品名

部品番号

値段

サビチェンジャー  

 

1008

カラーラストップ

 

672

16.スタッドレスタイヤ装着 (2008.11 92000Km
 雪の降る可能性のある地方へ転居したため、はじめてスタッドレスタイヤというものを買ってみました。スタッドレスは不要という意見も地元の人からも多く聞かれましたが、凍結路面や降雪時の運転経験が皆無なので、無駄な買い物になるかもしれませんが念のために購入しました。交換しての感想は、乗り心地がかえってよくなったような気すらします。ノーマルタイヤとの差はほとんど感じません。予備のホイールが無いので、タイヤ入れ替えで工賃がかさみました。コミコミ7万円で、安心が買えるなら良いかなと。

 ブランドはノーマルタイヤと同じくブリジストンでレボ1をチョイスしました。レボ2にするより1万円くらいは安いので、豪雪地帯ではないのでこれでも十分かなということで。しかし、この地方では、スタッドレスをつけない人が大多数の一方で、つける人はレボ2を選ぶ人が多いのですから二極化しています。何年かに一度、かなり積もる年もあるらしく、その時はスタッドレス注文殺到で購入できなくなるそうですので、転ばぬ先の杖という事で。

 ネットオークションで同型のアルミホイールを購入。隣県でしたので手渡しで受け取りました。4本で8000円と格安で入手できました。夏タイヤに替える3月ごろに新しいホイールを使えば、入れ替えのたびの割高な工賃(8400円)が不要になります。

7.夏タイヤ装着 (2009.2 93000Km)
 3ヶ月で1000kmしか走っていないのですが、雪のシーズンも終わったので夏タイヤへ戻しました。中古純正ホイールを8000円でヤフオクにて入手しましたので、スタッドレスはホイールつきで保管する事に。工賃はタイヤはめ込みとバランス取り、入れ替えで4000円かかりましたが、次回からは入れ替えのみの2000円で済みます。交換してみるとやっぱりスタッドレスのほうが静かでした。

純正の8穴ホイールはそれ自体がオブジェにできるほど美しいデザインだ。
DIY
でリム部分のバランサーを外し、タイヤが密着する部分の付着しているゴムを剥がして、研磨、塗装して仕上げた。
夏タイヤのセットはタイヤ館に依頼したが、エアー漏れやバランス不良も無く、無事に使用できた。

18.ウッドシフトパネル交換 (2009.5
 気温が高かった日に、ウッドシフトパネルの木目が割れて反り上がり醜くなってしまった。修理のためにウッドシフトパネルを外すことにチャレンジした。
1
)シフトレバーをニュートラルポジションにしておく。
2
)黒い樹脂製のシフト周りのモールのような部品を隙間にカードを挟みこみ浮かして上に持ち上げ外す。
3
)ウッドシフトパネルを前方向に少し力をかけつつ、後ろ部分から上に持ち上げて外す。
4
)スイッチ類のコネクターを裏に手を回して外す。ハザードとミラー調整スイッチの隙間がなく外すのが難しいので大変。
5
)車両から外れる。スイッチ類をパネルから外す。マイナスドライバーでつめを慎重に曲げて行う。
接着剤で修復を試みるも、厚い本木目のパネルの表面側の反り返りが強く、圧着しようと固定する際に割れてしまう。一応修復できたものの、割れがあちこちできてしまい美しくないので、ネットで、中古パーツでましなものがないか探すと3500円でよいものが見つかったので入手し交換した。
 後に古いシフトパネルをヤフオクで2000円で売却できました。


19.ドア内張りめくれ修正 (2009.7
 運転席側と助手席側のドア内張りの上側が少し浮き上がり始めた。2004年に一度修正したが、あれからはや5年経過したので、ガラス面のモールが再び緩んできてそり上がってきているようだった。放置すると、内張りと内部材が剥離し修正不可能となってしまうのではやめの処置が重要だ。9.リアドア内張りめくれの修正(2004.3と同様の方法で修正を行った。仕上がりは満足いくものとなった。注意して補修を行えば16年を経過しても新品同様だ。



20.ダッシュボード・内装の掃除(2009.7
 
ダッシュボードに白い垢のような汚れが目立つようになってきた。劣化に伴う変色と思って諦めていたが、ふと家庭用台所用のオレンジクリーナー(約400円)をホームセンターで見ていて、試してみようと思い立った。結果は、ものすごく泡立ってしまい、水拭きと乾拭きに往生する事になったが、きれいに汚れは落ちてまるで新品のようにきれいになった。気をよくして室内中のビニール部分を掃除しまくったら、驚くほど内装が綺麗になり、新車の雰囲気を感じる事ができた。



21.バンパーとサッコパネルのDIY塗装(2009.7
 
内装が綺麗になったので、購入時から気になっていたバンパーのカラー部分の劣化による色むらを何とかしたいと思い立つ。以前、事故修理の際にあまったサッコパネル色の塗料をビンに小分けしてもらっていたので、それを自分でスプレーガンで吹いてみる事にした。

まだら模様になっている。白い部分が退色の激しい部分。


こんなものかなと諦めていて、購入時からこんな感じだったので見慣れてしまっていた。


サッコパネルの上端も退色し、エッジ部分は黄色っぽい地肌まで見える状態だった。


マスキング中


塗装後。さらにこの上から耐久性と光沢をあげるために、ホルツのクリアースプレーを吹く。


仕上がり。バンパー黒部分もKIWIの靴墨でリフレッシュした。なんか、別人のように綺麗になってしまい戸惑う。
こんなにけばけばしい、ぎらぎらしたフロントマスクだったんだね。

 
ビフォー・アフター。ちょっと塗っただけなのに、印象がまるで違います。

22.ワイパーブレード交換 BOSCH V-60A , TR-60C

BOSCH V-60A (2009.7)
これまでけちけちと、ゴム部分のみ交換してきた。両端とも固定されるこのベンツ用のワイパーブレードは交換が面倒だった。国産用の様に方端だけであれば、容易に外せるが、パノラマワイパーの激しい動きでは、それでは駄目らしい。3000円でフレームごと購入できるので、今回は少しリッチにアッセンブリー交換した。1本ワイパーなので、3000円なら許せる範囲だ。W201 BOSCHの刻印があったから、恐らく新車時からついていたまえのワイパーは16年の劣化でサビも出てきていたし、色も白ばんできていた。新品に換えると、そのぼやけていた部分がシャープになり精悍な黒のパーツになる事で印象が締まった。この最近のリフレッシュでかなり若返る190Eに、すこし戸惑う。ややくすんでぼやけた感じの190Eはクラシックで優しい雰囲気だったが、フロントやワイパー周り、ダッシュボード、内装を綺麗にしただけなのに妙にぎらぎらした車に若返ってしまった。嬉しい反面、ベンツのぎらぎらしたインパクトに圧倒され、なにか派手な車に乗っているような気負いすら感じてしまう。
BOSCH
TR-60C (2012.2) (2014.1) (2015.10) (2016.9)
ワイパーゴムが新タイプになってからは、ワイパーゴムのフレームへの固定は飛躍的に簡単になった。ほぼワンタッチで、クリップを解除して古いゴムを引き抜き、新しいものと入れ替えるだけだ。これ以前のゴム交換は、両端とも固定する特殊性から結構面倒だった。この新タイプになってからは、片側でもしっかり固定できるからなのか、固定が片端だけになり、脱着は容易になった。価格は1200円。

このクリップ構造が、ゴム交換を飛躍的に簡単にしてくれた。やるねBOSCH

23.10年10万キロ記念エンブレム装着とフロントグリルエンブレム再塗装 (2011.5
 2001年4月にこの車をヤナセで偶然見つけ購入してやっと10年の年月が流れた。そして購入時に46,265kmだった走行距離も丁度10年目が来たときに10万キロに達した。メルセデスベンツでは数年前まで走行距離に応じたオーナー表彰制度があったが、昨年まで数年に渡りオーナー表彰制度は廃止されていた。それが、昨年に10万キロ毎の走行距離だけでなく保有した年数が10年以上5年毎でも表彰する新しい制度となって復活した。それで、4月に申請をヤナセで行い待っていたら、感謝状と記念品が届いているという連絡が1ヶ月くらい経った頃に来た。翌日の午後に取りに行くと返事をしたのに、その当日の午前に携帯に着信が入っていた。手違いがあったのかと思い電話をかけると何時ごろ来れるかという確認の電話を開いたという。たかが記念品を受け取るだけのことなのに時間まで指定して伺わなければならないのかと不思議に思ったが、このやり取りの理由は後に判明することになる。
 ヤナセに伺うと、今回の申請の担当者にショールームの席に案内された。コーヒーが来た頃に、ダークスーツの老人がこちらへ向かって来ておめでとうございますという。そして、名刺を出しながら社長の古市です、と自己紹介を受け私は恐縮する。記念品を受け取るだけだと思っていたのに、社長自らが私の来訪を待っていたのだ。花束贈呈もあり、感謝状と記念品を受け取った。記念品はエンブレムで車に取り付けることが出来るものだ。社長が飾られますか、それとも車につけますか、というので是非つけたいと思っていましたと応えると、ではこちらで御付けしましょうということになり、車に向かい位置決めをした。作業を待つ間、社長と1時間近く話したように思う。私は古市氏については全く知らなかったのだが、つい最近までヤナセの社長をしていたというから驚いた。非常に丁寧で穏やかな話し方から、元バンカーという気品のよさを感じる。ヤナセがフォルクスワーゲンを手放した経緯や私が免許取得以来、ゴルフIIと190Eとヤナセの車ばかりを所有していることなど話は尽きなかった。えらく時間がかかって、担当者がやってきた。取り付けにあたり、フロントグリルの形状にフィットさせるために少しエンブレムをまげるのに時間がかかったらしい。取り付け位置は特に問題なかったが、後で家に帰ってチェックしてみると、ねじロック剤が全く使われてなかったので、振動でねじが緩み外れてしまうことは明白だった。結局は取り外し自分で、十分に粘調性のボンドで緩まないように作業しなおした。
 帰宅後、ネットで古市氏のことを調べるとつい最近の2004年から2007年までヤナセ本社の社長ということだった。自動車マニア、ベンツマニア、ヤナセヘビーユーザーの私にとってヤナセの社長というのは神様のような存在である。わたしの190Eの記念日はこれ以上無い素晴らしい人に立会いを受けたことになると感激である。


これが記念エンブレム。サイズ的には思っていたよりも大きなもので、下端が収まるようにすると、上がメッキの柵に干渉しそのままでは浮き上がってしまう。それを気にしてか、ヤナセでは上側を少し湾曲させグリルにフィットするように加工してくれた。そのお陰で面でグリルにフィットしているため、安定性も高く緩みにくくなると思われる。うまく微妙に曲げたものだと感心する。どうりで時間がかかったわけだ。

記念エンブレムをつけると気になってきたのはスリーポインテッドスターの下にある月桂樹をあしらった丸いバッチのようなオーナメントの色がとれて銀色になっていて、エンブレムのデザインとの統一感に欠けるということだった。そこで早速自家再塗装を行うことにした。

白を塗り 青を塗る。

シンナーで凸部分を拭いて色を落とし、最後にクリアーで仕上げ。

Before After

 
記念エンブレムの配色とボンネットオーナメントの配色は同じブルーで、車体色も同系の紺色なので統一感が出てぐっと引き立つ。

結果としては非常に満足できるものだった。

24.ドアミラーブーツ交換 (2011.10
角目ベンツと呼ばれるW201,W124にはドアミラーの付け根にゴム製のブーツがある。これが経年劣化でひびが入ってくると外装のダメージが強調される要因になる。
それで、フォーリーブスさんでちょっと安く買うことができたのでDIY交換してみた。
思ったよりも交換は大変で、高価な新品ブーツの部品を破損してしまわないかドキドキのDIYであった。

BEFOREAFTER

BEFOREAFTER


内張りを慎重に外す。上の白い丸い部分にちんぽこのような突起が嵌っているのでゆっくり引き抜き、下の爪は上にスライドする。
ねじを外せば、ミラーは簡単に外れる。


付け根は錆は皆無で新車の塗装が残っているのがうれしい。

古いブーツはきれいに取るのは無理。破壊して撤去する。
ボディーとミラーステー間にゴムのシートがある。
ついでにコネクター接点も分解し磨いておく。

ついでにミラー角度調整のリンク機構や可倒機構もアルミの腐食を清掃し、機構がスムーズに動くように整備する。
ここまではプロに頼んだんではやってくれません。DIYでやるからこそできる醍醐味ですね。

 ブーツはグイっと引き伸ばして先の過度の所から知恵の輪で入れていく。やっと完成!

部品名

部品番号

値段

W124ドアミラーキャップ左右セット 

 124 811 02 61/124 811 03 61

17000


190E(W201)のドアミラーのラバーハウジング交換(動画)

25.トランクの補修 2012.07


190Eのトランクをふと見ると、何かが強くこすれたような傷があるではないか!!!!怒り!!!!
どこのどいつがやったか分からないが、角の部分に白い擦り傷が20センチくらいの幅でできていた。ひどすぎる・・・・
と、いくら泣いても傷が自然に治るわけでもないので、どれくらい深い傷なのかを、調べるために中性洗剤で洗っていく・・・・と


けけけけけ・・・・、やったね!ベンツの分厚い塗装とクリアコート層で、下地は痛んでおらず、洗っただけで白い跡は完全に消えた。コンパウンドも何もせずにこの状態に復帰した。

あーよかった。

26.フロントグリル交換
 
フロントグリルの格子になっているグレーの部分の劣化が進み、色目だけでなく、一部割れて無くなってしまっている所も出てきたので、交換する事にした。
一見すると、酷くない・・・ようにも見えるが

よく見ると、割れてる。神経質なオーナーとしてはこれはほっておけない!

フロントグリルの外し方

クリップが左右3か所ある。うち上の1か所はボンネットに止まるボルトを外す必要がある。

下のプラスネジ

フロントグリル正面のスリーポインテッドのバッチがボルトで止まっている。これを外すのが、そのままでは難しい。

ボンネットのオープナーは軸のピンを挟んで外すだけ。容易。


ボンネットからフロントグリルを外した方が作業しやすいので、タッピングネジ6個を外す。

 
こんな感じでやっと、ボンネットのバッチを外せた。少し色あせしてきていたので、再塗装。



注文した純正のグリルのパーツ。上が古いもの。下が新品。これが恐ろしく、バリ(プラスチックの成形時にできる余計な部分)が激しいもので、日本人の感覚では完全に不良品!!!!。
しかし、ディーラーでこれを出された以上、仕方なく、デザインナイフでバリをコツコツと処理。製品の精度は明らかに新車時に装着された古い物の方が上だった。
右の写真は、グリルに収まっているのが新品。古いのは比べるとだいぶ白くなってしまっていた。
新品の方は、やや暗めのグレーで、装着してみるとスッキリと若返った。部品代は思っていたよりも安かったが、その製品精度の低さを考えると、この値段だから許されるというものだった。

交換前 交換後

 

部品名

部品番号

値段

プロテクティブグリル  

 M 201 888 02 23

5733

27.ブロワーファンの操作スイッチ交換
 ブロワーファンとクーラーの強さを操作するスイッチのうち、ブロワーファンの方のつまみが砕けて壊れた。これで二回目・・・といっても、前回は10年近く前だから、まあ仕方がない。この部品は、ゴムのような素材で、おそらく事故が起きた時に体を傷つけないようにとの設計思想だろう。このゴムが、ブロワーファン側は、操作する時にやや力が入りやすい構造なのと使用頻度が多いことから壊れやすい。クーラー側は、21年にわたり一度も壊れておらず未交換である。クーラー側もいつ崩れてもおかしくないので、パーツは二つ注文した。
 部品価格は、10年前の倍以上になってしまっていた。190E1983年デビューから今年で遂に30年になった。もう、クラシックカーのカテゴリーに入ったという事だ。純正部品価格も、この先どんどん上がっていく可能性が高い。

部品名

部品番号

値段

ハンドル、ベントコントロール  

 M 201 831 02 17

1102*2

28.運転席キーシリンダー清掃(2013.10
 
施錠時にがりっと引っかかりを感じた。繰り返しても何か引っかかりを感じていつもよりも回すのに力がかかる。それで、カギの部分を分解してみた。
 外し方はマニュアルに従い、ドアの横の丸いカバーをマイナスで慎重に傷つけないようにこじって外す。六角を差し込み、反時計回りに回し緩める。

 六角ボルトを落とさないように取り外す。キーを差し込み反時計回りに60度回転させた状態のまま、キーを手前に引き抜くと、シリンダーごと外れる。
 シリンダーはMPVのようには分解できない構造のものだった。これでは十分な分解清掃は不可能だ。エンジンコンディショナー(クレ)を下側の水抜きとキーホールから注入し、超音波洗浄機で汚れが出てこなくなるまで繰り返し洗浄した。超音波洗浄は3分を10回位は行って、ようやく汚れが出てこなくなった。超音波洗浄の際には乾燥しやすいように熱いお湯を使用し、3分ごとに熱いものと入れ替えをした。洗浄後回転は非常にスムーズになった。内部の水分ができるだけ取れるようにキーを何度も出し入れして拭くという作業を行った。最後にシリコンスプレーを注入し、キーを何度も出し入れして拭くという作業を行った。

  

 キーシリンダー洗浄でやや改善したが、くみ直してみると、施錠がまだ何か引っかかる。解錠する時は非常に軽やかに回るようになったが、施錠時は助手席の周りと比べるとややまだ力が必要だ。そこで、キーシリンダーリンク周りでグリースが硬くなっていそうな所にエンジンコンディショナー(クレ)を注入しグリースを溶かした。これで、かなりよくなった。
 今度、ひっかかりを感じたら、ドア内張りを外して徹底的なリンク周りの洗浄を行うこととした。

29.助手席空調ダクトレバー破損修理(2013.10
 滅多に使う事のない助手席の外側の空調ダクトの開閉レバーが破損している事に車内清掃時に気がついてしまった。
 ダクトは、4つの爪で固定されていて外すのは結構難しい。運転席側外側を外そうとして断念した事がある。今回はなぜか上手くいった。
 破損個所は、開閉レバーの支点のピン状になっている部分が割れてしまっていた。運転席の空調の効きが良くなるように、助手席の外側の空調ダクトは完全に閉めた状態にしてあったのが良くなかった。全閉状態だと常にこの支点に、全閉の時のカチッとロックがかかるためのバネの力がかかり続ける事になる。
 買い替えてもたいした値段の部品ではないようだが、滅多に使う事のない部分なのでなんとかDIYで治してみようと思って考えた。
 写真のように、適切な長さのボルトナットで支点を作ってみた。上手い具合に上下左右のダクトの可動範囲にも全く干渉しない位置に支点があったため上手く修理できた。

 

30.助手席のシートベルト修理+両センターピラー内張りクリーニングと貼り直し(2014.3
 
助手席の同乗者がシートベルトが引き出せないというので、調べてみると、確かに、収納される方向にはドンドン巻き取られていくばかりで、引き出す時に常にロックがかかる状態になり、ガラガラという異音が巻き取り装置の所からする。この部品・・・おそらくアッセンブリー交換しかないだろうと思うと気が滅入る。ちょっと調べてみたら、3万5千円位はするらしい・・・。中古でも良い気もするが、経年劣化しやすい部品だとするとそれもすぐにダメになる可能性もあるし・・・なにしろ万が一の時に正常に作動しなかったら同乗者が死んでしまう。それで、取りあえず何が壊れているのかを突き止めるために、センターピラーの内張りを外して巻き取り装置を取りだすことにした。

 

 センタピラーの内張りは
@下側のプラスチックカバーのプラスネジを外す。(ネジが柔らかく、また錆びているため、頭をなめやすいので要注意)
Aベルトの巻き取り装置側では無い方のカバーを外し、固定ナットを外す。
Bセンターピラーの内張り構造は上ははめ込みピン(1か所)で固定されている。これを慎重に手前に引きはがす(ピンごと外す場合)または下に引く(ピンは車体側に残す場合、こちらの方が楽)
 かなり硬いので、ゆっくりと慎重にしないと内張り構造が割れてしまう恐れあり。
 以上で内張りが取れる。
Cシートベルトの上側の固定ナットを外す。
D巻き取り装置の、プリテンショナー発火システムの点火信号装置のコネクタを外す。
E巻き取り装置のナットを外す。
 これで、シートベルト一式の摘出ができる。B以外は難しくない。

巻き取り装置の構造を知るため、プリテンショナー発火システムと反対側のプラスチックカバーを外す。
ゼンマイバネがあり、その中央が三角の特殊ネジで固定されている。ネジザウルスでこの特殊ネジを外す事は難しくなかった。
すると、内部の知恵の輪のような金属部品構造が出てくる。

  

構造の機所はおそらくこうだろう。
@巻き取り装置は、速く引き出そうとすると遠心力で金属の環が外に向かい外周のギザギザの歯とかみ合って回転が停止する。
Aそれと、同時にゼンマイバネのベースの穴と金属の環の突起が外周側にズレル事で、ゼンマイバネがまかれる力が働く。
Bその状態から、少し引き出す力を緩めると、ゼンマイバネの緩もうとする力が働き、ゼンマイバネのベースの穴と金属の環の突起が中心側にズレル事で、金属の環が中心に戻る。
C金属の輪が、外周のギザギザの歯とのかみ合いが外れて、再び引き出す事が可能になる。

構造を理解すると、ゼンマイバネのベースのBの動作が上手くいっていない事が分かった。Aの位置で動かなくなってしまっていた。これではロックがベルトを引き出すのを緩めても解除されないため、戻らなくなる事が説明がつく。Bが上手くいかない原因は・・・ゼンマイバネのベース(樹脂)中心穴にはまるベルト側金属部品の中心の凸部の抵抗が大きくなっているためだった。ベルト側金属部品の中心の凸部が金属腐食で表面が滑らかでなくなってしまったようである。ペーパーやすりで研磨してセットし直すと、キチンとBの動作が復活した。治った!!!

ついでに、センタピラーの内張りの接着が外れていて、かろうじてモールに挟み込まれる力だけで留っていただけだったので、ポロポロになったスポンジみたいなものを丁寧に取り除き、ゼリー状瞬間接着剤で貼り直した。また、内張りのシボの凹部分に溜まった長年の汚れを、中性洗剤とブラシでしっかり落とすと、新品のような綺麗な紺色の内装がよみがえった。

スポンジが劣化してボロボロで内張りの皮が剥がれている

左がクリーニング前、右がクリーニング後。違いは歴然!

 

31.運転席ドアのロッキングアイ交換(2014.5 105000Km)
走行中やDレンジでの停車中にセンタピラー付近からカタカタ・コトコトと振動音がするようになっていた。
前述のセンターピラー内張り剥がしで、内部には異音の原因になるような所は無かったので、ドアを疑ってみた。
ドア自体を外に押したり、ドアロック解除レバーを解除する寸前まで引いたりすると異音がしなくなる事が分かったので、ネットで調べてみるとロッキングアイの樹脂部分が摩耗してくると生じる定番の症状である事が判明した。
ディーラーで部品を注文し、T40トルクスネジ用のソケットを購入しDIY交換してみた。ドアが以前と同じように軽く閉まるように調整すると、やや音は軽減するモノの完治には至らず・・・。

数日悩み、そういえば段々とドアを閉めるのに力が要らなくなってきていて、軽く手を添えるだけでカシャンと軽快にロックされていた事との関連を考えてみた。これはこれで、たいへん気持ちいのだけれども、ウエザーストリップに全くテンションがかかっていないということでもある。そう考えて、そこで、ドアをしめるときにロッキングアイにドアウェザーストリップの圧力が加わるように再調整(ドアが室内側になるように、ロッキングアイを室内側に12ミリ微調整した。)したら、ばっちり異音が解消した。運転席以外では奏でられているドアを閉めるときの、ガシャンという金庫のような音も復活した。

もしかしたら、ドアウェザーストリップがヘタってきただけで、ロッキングアイは関係無かったかもしれない・・・が、元に戻して検証するのも、余り意味が無いので、結果オーライという事で終了。
これで、しばらく様子を見て、異音が出てき始めたらドアウェザーストリップ交換を試す事になるだろう。

一説によると、このクサビ形ロッキングアイはドアに相当のエネルギーが加わっても切れないように頑丈に設計され、これにワイヤーをかけると、車体が丸ごと持ち上げられるほどの強度らしい。このクサビ形のロッキングアイは、現行のベンツではSクラスにさえも採用はされなくなり、国産車と同じ細い棒状構造になっており、もはや過去のベンツ遺産の一つとなってしまっている。数回に及ぶ品番変更後のこのタイプでは、インサート修理実施部品356円 "140 723 00 79"として内部の樹脂部品だけの手配・交換も可能らしい。

部品名

部品番号

値段

ロッキングアイ  

 208 720 01 04

2214

T40トルクスネジソケット

500


   

32.ボディの細か部分の錆補修・内装めくれ補修 2014.7

 ぽつっと点状に、錆が出てきている部分がある。広がらないようにリューターでしっかり錆を除去し、タッチアップ処理をしている。10か所に施工した。
 ドアの内張りのめくれも、放置しているとどんどん拡大していくので、時々瞬間接着剤で補修している。

 190Eの内張りのビニールはこのように角と、ガラス開口部がめくれてくる。ほっておくと、補修不可能な位に縮んでいってしまう。

 クルマは置物では無いので、走行によるボディーの傷は避ける事は出来ない。小まめにさび取りタッチアップしておくと奥で錆が広がらない。

 

33.タイヤ交換 2014.09 106400Km

前回のタイヤ交換は14.タイヤ交換(2回目) (2007.08, 88419km)で、はや7年が経過しており細かなひび割れが発生してきていた。
走行、制動については特に不満は無かったが、雨天時の制動距離やスリップについては経年劣化による危険性が高くなる。
走行は2万キロしか使っておらず山は8割以上残っていたが、そろそろ交換しておく方が何か起きた場合に後悔しないための保険と考えた。
久しぶりに、タイヤの種類や価格を見て回った結果、15インチ185/65サイズは、7年前と比べてあまり値上がりしていなかった。

候補は、まずは愛用しているブリジストン製を探してみた。
最も安いのはNEXTRY(交換工賃込み4万円。エコ度A。ウエット制動性能c。)、次に安いのが、エコピアCX20C(交換工賃込み6.5万円。エコ度A。ウエット制動性能b。)

ダンロップ製は、オートバックスでキャンペーン中でとても安くなっていた。
EC203(交換工賃込み3.3万円。エコ度A。ウエット制動性能b。)が激安だった。

タイヤには現在、ラべリング制度という一般社団法人日本自動車タイヤ協会が測定している第3者機関による性能表示が行われている。
ブリジストンだと、ダンロップEC203と同程度の性能のタイヤを選ぶには約2倍の費用がかかる事が分かった。

ブリジストン・・・いいものを安く作る努力が足りないンと違う??一番安いNEXTRYは性能が著しく犠牲になっている。
交換の目的はウエット性能重視だったので、価格が倍だとしてもウエット制動性能がaのエコピアCX20を間違いなく選ぶ。しかし、エコピアCX20には、185/65サイズがない。

同じウエット制動性能bであれば、価格が半分のEC203を選ぶべきだろう。ブリジストンのブランド信仰で性能の劣るNEXTRYを選ぶのは愚かだと思う。

ラべリング制度は、これまではっきり分からなかったメーカー間の技術力を比較する事が出来る非常に有益な表示制度である。
タイヤメーカーは、ブランドイメージや提灯記事、メーカー内での曖昧な性能比較といったこれまでの広告で、誤魔化せなくなっているのである。

はじめてのエコタイヤを装着してみた感想は。軽い!ハンドルも軽いし、走行感が軽い!アクセルを踏まないクリープのみでの走行感が軽い!。
しかし、こんなに軽くて、雨天時ホントに大丈夫なのかと心配にもなる。今後、試してみようと思う。
そういうわけで、7年前よりも1.5万円も安く今回のタイヤ交換は行えた。

同サイズのスペアタイヤが2000年製造のピレリでパンク修理痕もあったため、今回はスペアタイヤをローテーションして、タイヤ交換した。

34.運転席ロック解除レバーリンクのクリップ・リンク補修 (2016.1 108000Km)

 走行中やDレンジでの停車中にセンタピラー付近からカタカタ・コトコトと振動音について31.運転席ドアのロッキングアイ交換(2014.5 105000Km)で解消したはずだったが、すぐに異音は再発するようになってしまっていた。ウェザーストリップを交換しないといけないかなぁ、そうなる多結構部品代が高いなぁ、そこまでする必要はないかなぁと、気になったまま、1年近く、原因究明ができずにいた。
 先日、運転席のロック解除レバーを軽く引いた状態(ロック解除寸前の状態)だと異音が消えることを偶然発見した。それで、以前に自己修理でディーラーでドアパネル交換修理を受けた際に、レバーのリンクロッドを中央で保持する樹脂パーツが破損され針金で補修されていたことを思い出し、きっとその不適切な補修が緩んできてロッドの振動をうまく抑えられなくなってきたのが原因だと考えた。

ドアを事故修理で交換した際に、ディーラーで行われていた誤魔化し的な作業


 分解して、その部位を確認したところ、針金補修はそれほど緩んでいなかった。そのかわり、異音がするストライカー付近で、レバーのリンクロッドが連結している部分でのがたつきがあり、リンクロッドを動かしてみると、気になっていたカタカタという異音が再現できた。原因は、おそらくリンクロッドが連結している部分でわずかに摩耗してがたつきが生じたのだと思われた。連結部位のクリアランスは非常に精度が高く作製されており、がたつきがあるとはいえ、非常に僅かで、その補修は頭を悩ませた。ビニールテープを一巻きするクリアランスさえもなく、辛うじてマスキングテープを巻き付けることができる程度のクリアランスだった。
 リンクロッドの端にマスキングテープを一巻きして、念のため破損していたクリップは新品に交換しておいた。

 この樹脂クリップがロッドの振動を多少は抑えてくれる。

 
このリンク部分が僅かな異音を奏でる鬼門。金属と金属の構成で、金属がすれてがたが出てくると、アイドリング時のエンジン振動で異音が生じやすくなる。


 結果、異音はほぼ完全に解消された。しかし、エンジンマウントが劣化しているためかエンジン振動がやや強くなった来ているためか、極極僅かのコトコト音は聞こえることもある(笑) 
 異音の場所がストライカー部に極めて近いため、ストライカー交換やウェザーストリップを試みたが、なかなか改善がえられないオーナーや整備士に、今回の知見が参考になれば幸いである。

35.サンバイザーのバニティーミラーの蓋からの異音対策 (2016.1 108000Km)
 上記34の対策で気になる異音が解消されたら、今度は走行時の振動で助手席側のサンバイザーの所からの異音が気になるようになった。
 バニティーミラーの蓋を抑えるバネの力が弱く、パタパタと振動で動く際に音が発生していた。
 この部分は、結構デリケートで、根本的に治すには、蓋を全部分解する必要があり、破損のリスクが怖すぎる。
 それで、磁石を蓋につければ、パタパタと蓋が開かなくなるのではと考えつき施工を行った。
 結果、清音化に成功した。


薄い板状の磁石は蓋の内側と、ミラー側に瞬間接着剤でつけた。両面テープだと熱でじきに剥がれてしまう。 


蓋の根元のバネがぐらぐらを治すには、このように手前側の三つの爪をこじって浮かせる。


プラスチックパーツで構成されているため、爪を浮かせる過程で内部はかなりバラバラに割れてしまう。プラリペアで根気よく補修する必要がある。


クランプしている部分が、蓋の開閉時にかかるバネの刺さっている部分。ここが割れてしまいテンションがかからなくなり、異音の原因になる。

36.リアウインドウ周りからの雨漏れ修理(2016/4)
 
ベンツは非常に耐久性の高いクルマである。しかし、ゴムの劣化による防水機能が低下すると、浸水し、水が溜まる場所では錆びを生じることになる。トランクルームに浸水を発見し、原因となる場所を墨汁を用いて検査したところ、リアウインドウのパッキンゴムの劣化とリアサイドのエアダクト周囲のシーリング劣化が原因だった。
 リアウインドウ周りのゴムパッキンは、一見して見える部分が一次防波堤であり、これは主にチリや汚れの侵入をふさいでいるようだ。その奥に二次防波堤があり、これが防水のメインである。私のクルマではリアガラス固定モールの四隅の部位で二次防波堤が劣化による引きつれを生じており、目視でも隙間が明らかにわかる程だった。二次防波堤と一次防波堤の間にはシーラーが充填されていたが、これもグズグズに風化していて全く防止機能をはたしていなかった。

 @慎重に一次防波堤をマイナスドライバーとプラスチックカードで優しく開けて、綿棒で丁寧にシーラーを除去した。 
 A二次防波堤を瞬間接着剤で慎重にボディーに貼り付けた。
 B墨汁を使い防水テストを行い、浸水がないことを確認。
 C二次防波堤と一次防波堤の空間に、自動車ガラス用コーキングシーラーを純正の仕様と同程度に充填。

 以上の方法で、雨漏りはうまく修理できた。しかしながら、二次防波堤と一次防波堤の隙間はわずか3〜5ミリしかなく、そのわずかな空間での処置が必要なため、結構大変で、助手に手伝ってもらいながら、ライトで照らしながら作業する必要があった。

 
墨汁を垂らして、トランク内への流入経路を調査すると、左右ともトランクアームの根元部分が濡れていた。
さらに、隙間から、奥を覗くと、リアウインドウ周りの下端部分から侵入してきているのが目視で確認できた。


浸水はこの部分に溜まりやすく、錆びを生じ穴あきが起きていた。 ここは防錆転換材処理後、亜鉛メッキ塗料処置した。


リアウインドウ周り下端部分。表面から見えるゴムシール(一次防波堤)も密着性が低下していた。
しかし、この奥にある二次防波堤の変形が生じてなければ浸水は生じない。


リアウインドウ周り上端部分。ここから二次防波堤が突破されて内部浸水してしまうと、下端の防波堤だけを防水しても浸水は防げない。
一次防波堤をシーリングしてしまえば、二次防波堤は関係ないと思うかもしれない。しかし、なぜこういう二段階構造になっているかをよく考察することだ。
一次防波堤は、太陽光や直接の風雨に晒され、過酷な環境にあり、いつどこが突破されてもおかしくない。
オリジナルの状態でも四隅のコーナー部分以外の一次防波堤の防水性能は正常だった。
25年の歳月を経て、一次、二次とも防波堤コーナー部分にゴムの劣化による収縮変化が起こり、この部分だけで浸水していた。
オリジナルの仕様でも、二次防波堤のコーナー部分しかシーリング材は入っていないようだ。

従って、一次防波堤を全周に渡りシールし直すか、コーナー部分の二次防波堤だけをシールし直すかを選ぶことになる。
当然、耐久性の面で後者の方が優れていると思われた。


190Eに特徴的なリア両サイドのエアーダクト部分。カバーは、前方のプラスねじ一つを外すと、後方のこの銀色のクリップではめ込まれているので慎重に外す。
黒のコーキングでダクト部分をボディー部分がシールされているが、ひび割れてここからも浸水することがテストで判明した。

 
コーキング処理を行った。

 
コーキング材は自動車用の耐熱耐水、半永久弾性の優れた、セメダイン社のカーコーク(シリコーン樹脂)¥1200をプラスチック注射器に入れて使用した。


190E(W201)の雨漏り原因究明〜修理

37.フロントガラスの傷消し、リアガラスの雨染み(デポジット)の研磨処理 (2016.9)
 この190Eを手に入れた当初、15年前からの悩みがあった。フロントガラスのワイパーによる傷が多く、運転中も視界がすっきりしないのである。前のオーナーが乾いたままワイパーを作動させたり、ワイパー交換をさぼったりしていたことが原因とおもわれる。私が所有するようになってからは毎年パイパーを交換していても、徐々に傷は増えてきていた。傷があると、そこに細かいほこりや砂が挟まりこんでしまうのが傷が傷を呼ぶ一因と思われる。
 これまでも、何度かディーラーや、ボディーコーティング店や、整備工場、ガラス屋さんで傷の相談をしてみたが、ここまで傷があるとガラス交換するしかないといわれていたので諦めていた。傷を消そうと磨いてしまうと、そこだけ厚みが変わってしまうことで、視界がゆがみ安全上作業は難しいとも言われた。
 しかし、遂に運命の出会いが起きた。楽天市場でたまたまセリウムというガラス磨ぎの研磨剤をネット販売しているアクアウイングという業者を見つけた。動画で、作業方法も丁寧にのっていて、かなりレビューの評価も高い研磨剤だった。専用のポリッシャー用のバフも販売されており、研磨剤をセットで購入してみた。価格は5500円。
 ポリッシャーは5000円程度の安いタイプを購入した。研磨する際の水分量のコツがつかめるまでは、やってもやっても効果がなかなか発揮されなかったが、微妙な水加減で上手く遂げる感覚をつかめるようになると、イオンデポジットと言われる雨染みは完璧に取れた。かなりの時間はかかってしまうが、傷に関してもかなり近づいてみないと分からない程度まで研磨することができ、運転席からの視界は新車同様とも感じるほどクリアーにすることができた。プロが懸念していたような視界のゆがみはない。結果には大満足だった。
 リアのガラスも雨染みが多く、縦まだら模様がついていたので、研磨してみた。研磨により綺麗になり、透明感が格段に良くなった。リアは運転席からバックミラー越しに見る感じではあまり変化はないだろうなと思っていたが、施工後のクリアー感は素晴らしかった。夜間などは、熱線が見えにくくなるために、何もないような感覚になるほどクリアーに見えるようになった。


運転席フロントガラスの研磨前。レコード状の傷がはっきりわかる状態。爪はわずかに引っ掛かりを感じる深さ。 


研磨途中。かなりの傷が消えてきている。


研磨最終段階。写真で写るような傷は無い。近づいてみるとわずかにある程度。施工前と比べると蛍光灯の反射のシャープさが全く違う。

 
購入した電動ポリッシシャーにアクアウイングオリジナルのガラス研磨用バフをセットし、セリウム研磨剤を滴下して使用した。

 
酸化セリウム。単なる物理研磨剤としてだけではなく、ガラスの分子構造に化学的に作用して、構造的に研磨しやすく分解する力があるため、ガラスの精密研磨剤として優れている。

38.バックミラー補修(2017.1)

2005年に新品純正品で交換したバックミラー。10年経過したころに、バックミラーの裏側のプラスチックが割れてくる。
放置していると、バラバラになり崩壊してしまう。


プラリペアでヒビが拡大しないように補修しておく。
構造を見てみると、通常モードのままだと、このひび割れた部分に内部のバネの力が内側から日々を開く方向に常にかかっている。
常に減光モードにして、ミラーの角度で非減光ミラーを利用するように使い方を一工夫すると、割れが拡大するのを防げるのかもしれない。

39.メーター右側パネル、空調ダクトレバー破損修理(2017.1)
この車を買ったとき、15年前から、メーター右側パネルの三角の部分に、少しずつヒビが拡大してきていた。
表面からプラリペアで補強して、なんとか崩壊を防いできていた。しかし、空調の開閉レバーが壊れてしまい、この部分を丸ごと外す必要が生じたので一緒に補修修理した。

この部品はとても高いので新品交換はバカバカしい。4万円だったかなぁ。

開閉レバーの支点の樹脂が割れて機能しなくなっている。

 
上図のようにボルトとナットで支店を補修。

パネルの部分は、今回は裏側からプラリペアでがっちり補強修理した。

 


40.左リアランプユニット周囲からの雨漏り、リアウインドウ周囲枠からの雨漏り修理(2018/4)

トランク室内側のこの場所から、水滴が入ってきていた。



ランプユニットは、ネジで固定されているだけで、パッキンにはコーキング等の処理はされていなかったためあっさり分解可能。


このパッキンの劣化により、水が浸入していた。破れてはおらず弾力もあったが、掃除をして組み戻しただけでは、雨漏りは治らなかった。
本当はパッキンを新品交換したほうがよいが、部品が1万円近いようなので、セメダインカーコークをパッキンの両面に塗布して、組み戻し修理した。
ここからの雨漏りはとりあえず治った。



二年前に、修理したはずのリアガラス左側から、また雨漏りしていることを見つけた。
コーキングが不十分だったために、中に侵入した雨が溜まって腐食まで起こしていた。
徹底的に錆を除去して、シンナーで内部を清掃し、亜鉛メッキ塗料を塗った。
今回は、ガラス枠の下側以外の全てをシンナーで内部を清掃し、十分にカーコークで充填し、ボディ側からも薄くシールした。
ベンツのボディーは、錆びていても殆ど表面側にとどまり、研磨するとすぐにきれいな鋼板が出てきた。
しっかり処理したので、当面はもってほしい。
シールパッキンの弾力性が失われているため、ボディーとパッキンの接触面から水が毛細管現象で侵入する。
下側以外の全周を接触面自体を埋めてしまうことで、侵入をシャットアウトした。

41.リアサイド(Cピラー)内張張り直し、救急ボックス修理(2018/3)
 
救急ボックスのプラスチック部品がバキバキとひびが入り汚かったので、プラリペアで修理した。
GPSセンサーは、トノカバーの下にスペースがあり受信感度に問題なかったため、そこに移植。両面テープのノリはきれいに取り除いた。


左リアピラーの内張が縮み、皺が寄ってきていた。また、シートベルトの上の穴から茶色のスポンジの粉が出てきていた。
取り外す際には、後ろ側のはめ込みピンを浮かせて外し、前側のはめ込みは手前にずらして外す。かなり固いので、破損の危険は高い。
劣化したスポンジを除去し、内張のビニールを瞬間接着剤で張りなおした。
一部破損した固定ピンは、プラリペアで補修。

 
リアピラー内張を外すためには、シートを外し、トノカバーを外す必要があった。

 
左後ろドアのドアロックピンの穴のカバーが割れてしまっていたので、部品を手配し交換。このような部品でも簡単に手に入るのが、ベンツのすごいところ。
20199212059051ドアロックピンサラウンド 300円/1個。
後日、このカバー部品は右側前後、左前も割れてきたので、全て交換した。



42.ワイパー下部のプラスチックカバー修繕(2018/2)
ワイパーの修理やブロアーファンモーターの修理の際に必ず脱着しないといけない、ワイパー下部のプラスチックカバーが割れていて、酷くなってきたので修繕した。
この部品は新品でも高くない(1万円以内)ようなので、交換してもいいと思う。
私は、治せるものは治してみるDIY姿勢なので、FRP補修用のメッシュとプラリペアで補修し、シャーシブラックで塗装した。
  

43.ワイパーのナットが外れて修理(2018/4)
 
雨天走行中に、ワイパーが停止位置に来る時にかくっと、おかしな挙動をすることに気が付いた。そして、数分後には、全く動かなくなってしまった。
 分解してみると、原因は、ワイパーモーターとリンクをつなぐ部分のナットが外れてしまったていた。外れたナットは、下のスペースに落ちていたので手探りで発見できた。
 車載工具で、ちょうどサイズがあったので、出先中でしっかり締めなおして修理完了。
 あちこち、最近細かい修理が連続して、楽しみがつきません(笑)

44.本革シフトノブ交換・シフト内部リンクブッシュ交換(2019/5)
 
私の190Eは本革製のハンドルとシフトが装備されていて、そのぴったりと吸い付くような感触はこれまでふれたどのクルマよりも素晴らしい。
 
ハンドルは劣化によるひび割れが多くざらついてきたため、2015年に交換していた。(SUS&STEERING項目ステアリングハンドル交換(2015.9)参照)
 シフトは日に当たらない場所のため、ひび割れはなかったが、爪でひっかいたような傷をつけてしまっていたので、デッドストック新品同様のパーツが安く入手できたため交換することにした。


左が、デッドストック新品同様のパーツ。


木目パネルまでの取り外しは18.ウッドシフトパネル交換 (2009.5参照。
それから先のシフトゲート取り外しは未体験ゾーン。
シフトゲートを下記の要領で外し、シフト表示パネル部品・ブーツを上にずらすと、シフトを固定しているナットにアクセスできる。


シフトゲートは後方側(写真左上)に大きな爪、前方と右前に小さな爪がある。二つの小さな爪を解除してから、後方の大きな爪を外す。
これはかなり狭い空間での作業になるため、不器用な人にはかなり難しいだろう。


シフト表示パネル・ブーツ部品。ブーツの後ろ側が切れていたので、ブラックのゴム補修材で補修しておいた。
できればブーツ部分の部品(1292670097)は手配しておくと、良いだろう。

 
シフトノブがついている部品は、バネがついていて、常にシフトゲートの左方向に力が加わるようになっている。
オレンジ色のパーツの樹脂ブッシュが左右に入っていて、バネにがたつきがないように設計されていた。
この樹脂ブッシュが砕けていて、バネの軸にがたつきが発生し、シフトゲートを右に傾ける際に、わずかな遊びが生じる原因となっていた。
手元にあった、グリースニップルの先とタイヤバルブキャップを組み合わせて、内外径がピッタリのブッシュを自作した。

 

シフトとシフト支持部品を抜いた状態。内部にオレンジ色の粉が散らばっている。
シフトノブ交換及びシフト内部リンクブッシュ交換したことにより、素晴らしいタッチのシフトを味わうことができるようになった。


ベンツ190E(W201)の革巻きステアリングホイール(ハンドル)、シフトノブ交換

45.シートバックネットの修理(2019/10)
 
フロントシート背面の収納のネットのゴムが劣化してユルユルになってきたので、分解してゴムを短く切って修理しました。
 詳細は下記動画を参考にしてください。


W201シートバックネットの修理


46.ジャッキホールカバー修理(2019/11)
 
フロント側左のジャッキホールのカバーが高速道路走行中に外れて、パタパタと車体にあたっていた。固定するための爪が、樹脂の劣化で弾力性が無くなり機能していないのが原因だった。
 爪をUVレジンでかさ上げして補修した。詳細は下記動画参照。

W201ジャッキホールのカバーの修理

47.フロントガラス飛石傷リペア(2020/2)
 
高速道路走行中、前方の軽トラックが加速しながら車線変更して来た際に飛石が飛んできて、フロントガラス中央部にバチっという激しい音で直撃。
 フロントガラス交換は、190Eの場合左右と上部の金属モールを取り外す作業が必要になり、費用が高そうだ。
 UVレジンを用いたリペアを専門店に依頼した。リペア作業はDIYでやるためのキットも販売されているが、失敗した場合に傷口に入り込んでしまったレジンを取り除くことは不可能で、やり直しがきかない作業のために自分でやるのはやめておいた。また、UVレジンの品質はピンキリであり、やはりプロの使用するUVレジンの方が透明度や耐久性に優れていると思うから。
 それほど大きな傷ではなかったので、もっときれいになると期待していたが、7割程度増しになった程度だった。費用は8千円だった。


施工前


施工後 UVレジンの透明度は高く、埋まっている部分はガラスとの見分けはつかない。

48.ボンネットダンパーの交換(2020/4)
 
10年以上前からボンネットを支えるダンパーが弱っていて、半開状態で固定できなくなっていた。しかし、全開状態にすれば固定できるため困ることも無いのでそのままにしていた。
しかし、たまに半開状態でも数秒安定してしまう場合もあり、自分以外の人間が作業する際に不具合に気がつかず、不意にボンネットが落ちてきて事故の原因となる危険性があるので交換しておくことにした。今年の車検は10年ぶりにユーザー車検ではなく工場に依頼する予定があるからだ。
 交換作業は思っていたよりも簡単だった。下部の固定部分は、マイナスドライバーでロックを外してロック金具を指で押し出すだけで外れる。
 上部の固定部分はペンチで固定金具を挟んで押し込むだけである。
 ダンパーだけを交換するのであれば、下部の固定金具だけを外して、入れ替えることもできる構造だった。
 交換後は、スムーズにボンネットが開くし、半開状態で固定安定するので気持ちがいい。もっと早く修理しておけばよかった。
 部品代は4600円(純正と同じスタビラス社製)。


ボンネットダンパーの交換

49.ドア(サイド)バイザー取り付け(2020/6)

 ドアバイザーは雨天時にも気兼ねなく窓を開けて換気ができる機能的な装備である。私の190Eにはドアバイザーがついていなかった。
 これまでは、雨天時に長距離を走る機会は殆どなかったので、ドアバイザーの必要性をあまり感じていなかった。
 しかし、この2年で雨天時でも高速道路を月に1000Km走行する状況があり、眠気がしたときなどに、少し外の空気を車内に入れたいと感じた時にサイドバイザーがあればと思う事があった。社外品のサイドバイザーは二社からまだ販売されているが、いずれもサイドウィンドゥ枠に差し込むタイプである。このタイプは、サイドウィンドゥの昇降の際に余計な抵抗を生じて、サイドウィンドゥレギュレーターの摩耗・故障につながる危険がある。サイドウィンドゥに貼る遮光・断熱フィルムも同様で、サイドウィンドゥレギュレーターの負担となる。
 ガラスをきれいにして、フィルムを貼らず、頻繁に全てのガラスを開閉するように留意してきたので、私の190Eは、幸いにしてこれまで一度もパワーウインドゥの故障はない。
 メーカー純正品は窓枠に貼り付けるタイプでガラスには全く干渉しない。中古の純正サイドバイザーを購入して取り付けることにした。


 中古の貼り付けタイプの純正サイドバイザーには、剥がしたときの古い両面テープがそのままついていたため、これを除去する必要がある。これはかなり大変だった。
 @スポンジ層を指先で少しずつ剥離しながら先端が鈍のへらで接着層からこそぎ取る。
 A残ったスポンジ層を模型用シンナーで溶かして取り除く。
 Bスポンジ層とサイドバイザーの間にある接着層をアルコールで溶解して取り除く。


 前後左右四枚のサイドバイザーの両面テープを除去するのに、一枚当たり二時間程度かかったように思う。
 私が入手したサイドバイザーはおそらく私で3代目である。両面テープのスポンジ部分の痛みがあまりないため、新品時に装着された後、比較的早い段階で剥がされたようだ。 
 二代目は、残っている両面テープを除去せずに、その上から薄いフィルム状の両面テープを張り付けて装着していた。
 純正サイドバイザーの形状は、3次元的に非常に完ぺきに窓枠の形状にフィットするように設計されていた。上縁部分は1ミリ程度車内側に飛び出ていて窓枠の上演部分に回り込むような複雑な形状をしている。古い両面テープをきちんと除去しなければ、窓枠の上縁に少し浮き出たようなデザインになってしまう。また、古い両面テープの上に重ねて両面テープを貼れば強度格段に弱くなってしまい、窓枠にフィットしないことで生じる反力で容易にはがれてくることが想像される。


両面テープは3M7108を使用した。アストロプロダクツで10メートル700円程度で購入できるプロ御用達の定番品である。

取り付けは、何度も仮組をして、どのラインをフィットさせるか、どこから張り付けていくかをシュミレーションして行った。なにせ、張替は恐ろしく大変だからだ。
もう一つの重大な懸念は、美しい190Eのデザインをサイドバイザーが台無しにしてしまわないかという事だった。


前だけをつけてみたが、やはり前後付けた方がバランスは良さそうだ。全体的に私はさほど違和感を感じなかった。


車体の色が904ミッドナイトブルーなので、バイザーのクリアーブロンズ色との相性は良い。
ホワイトやシルバー、レッドの車体色だとバイザーがデザイン的に浮いてしまうかもしれない。


車内からの視界の妨げについても問題なかった。横からの日差し除けにもなりそうだ。

50.ウインカーランプ交換(2020/11)
 右のウインカーランプにひび割れが増えてきたので、まだ水漏れはしていないが、安価で程度の良い純正中古品が手に入ったので交換した。
 https://youtu.be/rvfkWnnQ5gM


左が綺麗な良品。右が27年経過した現車の部品。透明感もだいぶ違う。

51.タイヤ交換(4回目)(2020/12, 139000Km)
後輪のタイヤの溝が減りスリップサインに達したため交換した。方減りはなかった。
FR車の場合、高速道路の走行が多いと前輪より後輪が減りやすいようだ。前輪の山はまだ十分あったが、前後ローテーションするとブレーキ時に負荷のかかる前輪タイヤに不安を抱えることになる。
6年前(106000Km)に交換したDUNLOPのエナセーブEC203が非常に良かったので、今回も同社製後継モデルのEC204に。
交換後はハンドルは軽くなったものの、静粛性やソフト感にはほとんど変化なし。ロングライフを掲げるEC203が耐久性に優れていいたことを実感する。
惰性時走行時の抵抗感は減少し、空走距離は伸びた。転がり抵抗性能はEC203のAからEC204はAAに向上している。上手く運転すれば、燃費の改善が期待できそうだ。
価格は、総額で46640円だった。185/65R15のため、軽自動車用タイヤ程は安くはないが、現在主流の16〜17インチサイズに比べると経済的だ。

52.ジャッキアップホールカバー交換(2021/2)
フロント左のジャッキアップホールカバーが無くなっていた。過去に頻繁に脱着を行っていたため、爪が削れて以前から固定が甘くなり、脱着のたびに補修を繰り返していたが、遂に脱落し紛失してしまった。部品を手配しようとしたが、メーカー供給終了となっていた。調べてみると、このカバーは前後左右、すべて形状が微妙に異なっていて、それぞれの個別の部品設定となっていた。フロント右(201-698-10-30)、フロント左(201-698-09-30)、リア右(201-698-12-30)、リア左(201-698-11-30)。中古の解体パーツ(3000円)を手配して、塗装して使用した。





53.運転席左側足置き修理(2022/6) 


左足を置く足奥が劣化して割れてしまい、ふにゃふにゃになり気持ちが悪い。 


この部品は右側1か所で樹脂ナットでボデイーに、左側三か所でネジでカーペットーの裏側から固定されている。
取り外すには、まず樹脂ナットを外して、足置きごとカーペットをめくりあげてネジを外す。
想像以上にバラバラになっていたが、欠損している部分はほとんどなかったため、修理してみることにした。 


部品番号は201 976 01 60

 

 

 

 

 


塗装して完成。車に戻してみると、がっちりした感触で運転していて気持ちがよい。


メルセデスベンツ 190E W201 フットレストの補修

54.運転席ドア注油(2022/6)
ドアを開閉するときに、ググググという異音が発生。パーツクリーナーで洗浄し、デフオイルを注油した。異音は解消した。



W201, 190E / How to repair abnormal noise when opening and closing the door.

55.ボンネット簡易塗装(2023/1,155000Km)
 
ボンネット中央部の塗装が薄くなり下地の白い塗料が透けて見えるようになってきている。おそらく、業者や自分の塗装の”磨き”の際に少し盛り上がっている、その部分に過剰な研磨が行われた結果だろうと思われる。190Eにはクリアー塗装はされていないようで、うろこ状のクリアー剥がれは発生していない。これ以上オリジナルの塗装を痛めるのも嫌なので、やすりがけの下地処理は行わずに、部分的にエアースプレーで塗装してみることにした。


塗装前。30年前のオリジナルペイント。これまで一度も補修塗装歴なし。


塗装後。補修塗装部分が艶消しになり目立つ。


塗装部分をコンパウンドで軽く研磨後。汚れている状態だとほとんど目立たなくなったので、やってみてよかった。

56.リアタイヤ交換(5回目)(2022/12,155000km)
 
2020年12月139000Kmの時に、4本とも交換したばかりなので油断していました。雨天走行時にアスファルトの轍にリアが滑るような感覚があり、点検してみると殆ど山が無くなっていました。フロントはほとんどすり減っていません。高速道路を使用した通勤が年間1万キロ程あった影響だと思いました。
前回と同じDUNLOP EC204でリアのみ交換。工賃等々込みで25,520円-ポイント還元1520=24000円。


リアタイヤ。殆ど山はなくなってしまっていた。左右差なし。片減りなし。


リアと同時期に交換したフロントタイヤ。摩耗ほとんどなし。左右差なし。片減りなし。


ホイールバランス調整がとても上手い専門店。

57.シートベルト修理(2023/10,157000km)
運転席のシートベルトが引き出せなくなった
センターピラーのカバーを外し、シートベルトの巻取り装置を車体から取り外した。
巻取り装置の、ロック解除機構が固着して動作していないのが原因だった。ロック解除機構の分解清掃、研磨、シリコングリースを塗布して修理できた。
詳細は動画を作成したので参照にしてください。