2014年車検(車齢21年目、106000Km)一般整備工場車検

 

 二年間の年月は、またもやあっという間に過ぎ去り190Eも購入時の車検も含めると7回目の車検の時期を迎えた。
 いくつか気になる点は前もってわかっていたので、車検前にマフラーの修理とVベルトの交換はしておいて、ユーザー車検でやる準備はしていた。
 しかし、若かった時には数万円でも安上がりになるのであればと喜んで行っていたユーザー車検も、ちょっと億劫になってしまい、もし何か不具合が見つかって落ちてしまった時の面倒も考えて一般整備工場に依頼する事にした。ディーラーだと修理なしでも最低6万円もかかってしまうので、それよりは基本料金の安い一般整備工場に依頼した。
 どこも壊れていなければ、エンジンオイル交換もLLC交換もブレーキオイル交換も何にもしなくていいから・・・・という事で依頼した。(油脂類は純正品を使いたいのと2年前に交換してその後の走行距離はわずかだったため。) だが、やはり、前回ディーラー車検直後に見つけ、すぐにディーラーに相談もしていた右後輪のブレーキに問題が見つかった。錆びていたローターのせいで、ブレーキパッドが異常にすり減っている事とキャリパーからのオイル漏れが指摘された。こういう場合は問題が無い左側も同時に整備するのがセオリーということで、両側のブレーキローター研磨、ブレーキパッド交換、キャリパーシール交換が行われた。リアブレーキに手が入ったのは中古購入時以来であり、リアブレーキパッドは新車から初めての交換かもしれない。走行時のシャラシャラという異音は完全に解消されてやって良かった!
 なんだかんだで、税金関係以外で78210円も掛ってしまいトータルで13万円だった。前もってやっていたマフラー修理8000円とVベルト交換12000円を足すと、15万円ということになる。
 自動車というのはやはりなんだかんだと、税金もかかるし、古い車になると修理代もかかる。自動車の趣味をやめれば、もっとほかの事にお金を使えるし、その方が満足度が遥かに高い気もする。

 しかし、それでもW113のような更に修理代のかかってしまいそうなベンツや、そろそろ見かけなくなって久しいW201190E)を所有し続けるのは、なぜなのだろうか?
 答えは自分でもあまりよく分からないが、並みの根性や経済力では維持できなさそうな縦目や角目ベンツを無理やり所有する事で、自分の精神力を高めようとしているのかもしれない。もし、わたしがベンツを次々と処分し、新車の軽自動車に乗り換えたら、お金はたくさん残って他の事に使えるようになっても、なんだか別人になってしまうような気がする。
 私は、本当は自動車を作る側に仕事につきたくて、大学工学部に入った事もあった。その後、色々あって、自動車とは無縁の仕事についているが、自動車が作りたいという気持ちはくすぶっている。縦目や角目ベンツは、製造から50年〜20年も経っているため、その修理やメンテナンスはチョクチョク発生するので、これをDIYで自分で修理している時、自分でその車の構造は把握し、考えて色々やっている時間が至福の時なのである。
 今回借りた国産車の代車は10年落ちの190Eと同じ2000ccのクルマだったが、非常に静かで振動も少なく、エアコンもよく効いて、快適だった。しかし、アクセルを深く踏み込んでも鈍重で、内装も外装もヘロヘロにヘタりきっていて、とても愛せるような対象ではなかった。 今年で190Eを所有して21年である。私のこのクルマへの愛情はまだ薄らいでいない

 

税金等

 

重量税

37800

小型検査代

1100

自賠責保険

12890

書類代

 

 

合計A

51790

 

車検にともなう整備

 

整備点検料・手数料

26000

リアブレーキシーリングセット左右

22400

リアブレーキパッド左右

4000

ブレーキオイル

2775

リアブレーキローター研磨左右

6000

作業追加工賃

12000

合計B

72417

 

合計A+B

130000

 

 

#リアディスクローター

研磨前

 研磨後