SUSPENTION & STEERING〜

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SUSPENSION AND STEERING:サス、舵

 サスペンションにおいては、ショックアブソーバー関係の交換、車検時にタイロッドの調節。舵においては、ハンドルの交換をしました。

掲載項目

1.ショックアブソーバー関係
2.ハンドルの中心調節・タイロッド調節


1.ショックアブソーバー関係
 私がショックアブソーバーを交換しようと思った動機は、交換する前に、今までに行ったことの無い急カーブの多い峠道にドライブしに行ったときにコーナリングで車体が、大きく揺れ、曲がっている方向の内側に強く引き込まれスピンしてしまうのではないか(オーバーステア)と感じたため、恐らく一度も交換されていないであろう、ショックアブソーバーのために、車体の揺れが大きいせいなのではないかと考えたからです。
交換するに当たっては、サスペンションの性能をフルに発揮してもらうためにサスペンションを上で車体に固定しているマウント類の交換、また、サスペンションが縮み切った場合にショックを吸収するストップラバーが劣化していたため交換、ショックアブソーバーにゴミが入らないようにする為のプロテクトチューブの清掃を同時に行いました。
作業は、すべて町工場で行いました。部品は1部を除いて、純正を使用しました。 部品の購入に当たり、ショックアブソーバーがイギリスの大手通販会社から購入すると送料を含めても非常にやすくて、新しいテクノロジーを投入された製品が手に入るためそこから購入することにしました。しかし、これが第1の失敗でした。なぜなら、使用できたのはフロントショックだけで、同時に注文したリアショックは使えることは使えるのですが、極端なシャコタンになってしまい車検は通らないと思うし、まともに走行できるロードクリアランスが確保できないために危険と判断し、1回取り付けた後、取り外し、結局新品の純正を付けました。
 第2の失敗は作業をゴルフの知識のない町工場の頼んだことです。フロントショックを取り付けるためにアッパーストラットマウント上のナットを外さないといけないのですが、ショック自体の6角の穴のサイズが日本でほとんど使われないサイズ(確か7だったはず・・・)でナットも特殊な形状(6角でなく円に溝が入った物)をしているため、軸を固定するのもナットを外すのも町工場の道具では不可能であったため、ナットを外すための特殊な形状の工具を非常に堅い材質の鉄を加工して作ってもらい、6角は、大きいサイズの物を削って作って、やっと、何とか外せたようです。ナットを外すための工具を作るために何度か失敗(使った材質がやわらかかったために力に出っ張りが負けてなめてしまう)し、大変だったそうです。
 また、リアのショックを上部で固定しているマウントのうちの下側の物が部品番号が同じものなのに関わらずボディー側の穴よりも大きいために奇麗にはまらず、その為ショックの軸がネジで留めるのに十分な程出なくなると言うことの為新品に交換できませんでした。これも恐らくヤナセに作業を頼んでいればちゃんとできたと思い町工場に頼んだことを後悔しています。

 話がゴチャゴチャしてきましたので次に@実際にかかった費用Aヤナセで作業してもらった場合にかかる費用を説明を加えながら箇条書きにして行きます。

@実際にかかった費用
使用できなかった部品、2重に工賃のかかった工賃には*印をつけました。イギリスの通販会社(demon tweeks)から購入したものはイ印を付けました。1996,10

部品名

部品番号  

値段(£)

SENSA-TRAC CARTRIDGESフロントショックカートリッジ
MONROE ×2

MONS3009

(68.78)11927

*イ SENSA-TRAC TELESCOPICSリアショック MONROE ×2

MONS1097

(98.02)16998

イ 航空便送料 USP-EXPENDITED

 

(53) 9190

ストラット マウント:84- ×2

191 412 329

17600

ラバーストップ,G88 ×2

191 412 303

2600

パッキング,G:84 ×2 (リアアッパーマウント)

191 512 335

1460

* パッキング,G:84 ×2 (リアロアーマウント)

191 512 333

1880

パッキング,G:84 ×2(スプリング上部支えゴム)

321 512 109

860

パッキング,G:92 ×2(スプリングプレート支え金属板)

1HO 512 149

1520

ストップ パッド ×2

191 512 131 B

5600

リアショックアブソーバー ×2

 

27800

フロント脱着工賃

 

20000

リア脱着工賃(1回目)

 

16000

* リア脱着工賃(2回目)

 

8000

 

 

 

合計

 

141435

 
 
 
 
 
 

Aヤナセで作業してもらった場合にかかる費用
 全てヤナセに頼み純正部品のみを使用した場合の予測される費用

部品名 

部品番号 

値段

フロントショックアブソーバー ×2

 

32800(?)

リアショックアブソーバー ×2

 

27800

ストラット マウント:84- ×2

191 412 329

17600

ラバーストップ,G88 ×2

191 412 303

2600

パッキング,G:84 ×2

191 512 335

1460

パッキング,G:84 ×2

191 512 333

1880

パッキング,G:84 ×2

321 512 109

860

パッキング,G:92 ×2

1HO 512 149

1520

ストップ パッド ×2

191 512 131 B

5600

フロント脱着工賃

 

20000

リア脱着工賃

 

16000

 

 

 

合計

 

128120

 結論として、作業はヤナセに頼んだ方が確実だし、安くついたということです。しかし、ショックの値段が国内では異常に高いと言うことに変わりはありません。ですから、フロントショックだけでも輸入したら、1万円程安くつく計算になりますが、ヤナセが社外品の取り付けをしてくれるとは思えません。

B最も安く済ませる方法
 工具とリアマウントの問題以外では、どこでも簡単に取り付けできるために、フロントは、専門店で交換。リアはヤナセで交換すると安く付くと思われます。この方法は、次回のショック交換の際に使おうと考えている方法です。なお、フロントショックマウント固定ナットを外す特殊工具をもっている場合にのみ有効です。わたしは今回の作業で作ってもらい所持しています。これは、ヤナセでも手に入りません。走りや向けの専門店では、そこでショックを注文すれば取り付けはただというところも少なくありません。そこに、工具を渡しておいて取り付けさせれば、問題ありません。

部品名 

部品番号  

値段

フロントショックアブソーバー ×2

MONROE

24000

リアショックアブソーバー ×2

純正部品

27800

ストラット マウント:84- ×2

191 412 329

17600

ラバーストップ,G88 ×2

191 412 303

2600

パッキング,G:84 ×2

191 512 335

1460

パッキング,G:84 ×2

191 512 333

1880

パッキング,G:84 ×2

321 512 109

860

パッキング,G:92 ×2

1HO 512 149

1520

ストップ パッド ×2

191 512 131 B

5600

フロント脱着工賃 専門店

 

10000 or 0

リア脱着工賃 ヤナセ

 

16000

 

 

 

合計

 

109320 or 99320

 

読者のK.Y様からのGolf3での足回り交換のアドバイスです。1999年投稿。

「詳しい事は分かりませんが、私の乗っているGLIでは、95年頃以降からショックのアッパーマウントの形状が変わって、通常工具で組み立てられるようになっているようです。具体的な形状ですが、作業した頃には(約3年前)デジカメを持っていなかったので、画像などが無いのですが、埋め込みナットの形状が、溝付きのものでなく、六角の頭になっていました。例のスプリングのアッパーシートの埋め込みナットは、六角の爪付きのSSTが必要と聞き、用意したのですが、(自作、材質はS45Cというものを使い、火炎で焼き入れも行っておきました)GOLF3には必要有りませんでした。
また、ロッドの周り止めの六角穴も事前に7mmの工具を探して購入しました。余談ですが、7mmというのは、JISの規格には無いようですが、ISO規格に存在するようで、工具店では在庫していました。GOLFには、他にも国産であまり見かけない15・18mmなどがよく使ってあるので、それも購入しました。」

2.ハンドルの中心調節・タイロッド調節
 車検毎に、タイロッド調節は自動的に行われているようです。そのために、車検からかえって来るとしばしば、ハンドルの中心が変わっていて不愉快な思いをすることがありました。そういうときには、車検を行った所に何かいじったかと聞くと、タイロッド調節を行ったが、ハンドルの中心調節を行っていない事がありました。どうしようもない手抜きに思えますが、今の整備(車検整備)というのは走行テストもしないのでこういうところが見落とされてしまいがちだと思います。
 外し方は、ハンドルの種類にもよると思いますが、ホーンの蓋をマイナスドライバーなどでこじて外し、大きいナットをソケットレンチで外すだけです。国産車のハンドルの用に抜きにくくなかったために容易に外れてくれました。