〜COOLING SYSTEM〜

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COOLING SYSTEMS:冷却器

 冷却装置のトラブルは今までのところありません。しかし、メンテナンスは施してきました。ここでは、町工場にて行ってもらった冷却装置関係のメンテナンスを述べて行きたいと思います。

掲載項目

1.ラジエーターホース
2.ラジエータ
3.冷却水温計がかなり高い値を示す件について
4.クーラントをMAXまでいれると走行後リザーブタンクのふたから漏れ
5.冷却水のエンジンブロック内への漏れ(読者投稿)


1.ラジエーターホース
 ラジエーターホースは上下あり、直径4cm程で新品時では柔らかく弾力性にとんでいます。厚みは5mmほどで鋭利なものでつくと容易に裂けそうなものです。交換にはラジエーター液を抜く必要があるためにその廃液処理やそう高くはつかない工賃を考えると、自分でやるより町工場に頼んだほうが良いと思います。できれば、車検やほかのホース交換と同時にやるとさらにコストパフォーマンスが高くなります。交換後に古いホースを見てみると赤サビのようなものが内壁に薄くですが付着していました。ラジエーターの内部は錆びてしまっているのかも知れません。
 ラジエーターホースを交換する際に冷却水LLCが通る道筋のホースをすべて交換しましました。それはこれらのホースのどれが破れてもLLCは漏れてしまいオーバーヒートの原因になるだろうし、もしそうなれば、ラジエーターホースを交換したのに不愉快な思いをする事に成りかねないからです。8本交換で工賃は4000円。車検整備時同時作業。

部品名

部品番号 

値段

ラジエーターホース上

 

3300

ラジエーターホース下

 

2400

ヒーターホースIN

 

1800

ヒーターホースOUT

 

2800

リザーブタンクホース IN

 

2100

リザーブタンクホース OUT

 

3300

バイパスホース

 

2300

バイパスホース

 

2700

工賃(8本)

 

4000

 
 

2.ラジエータ

@清掃
 ラジエータの全面(外側)は、虫の死骸や砂、埃がたくさん詰まっていたのでこれらを掃除しました。まず、フロントグリルを取り外します。プラスチックのピンを左右から優しく挟み、前方にずらして行くことで容易に外せると思います。わたしの車では、左側上部のピンが割れていました。よって、非常に割れやすい部分であると考えられます。注意してください。フロントグリルがはずれたらツマヨウジなどを使って、ゴミを取り除いて行きます。このとき、あまりにも汚いのでぞうきんなどでふき取りたくなります。しかし、もしふき取ってしまうと容易にラジエータコア(薄い鉄板が幾十にも折り曲げられ、ひだひだを作っているもの)がつぶれてしまい穴がつぶれて閉じてしまいます。つぶれたままだと、空気が通らなくなり、放熱効果が下がってしまいます。もし掃除の作業中につぶしてしまったら、一つ一つ根気よくツマヨウジでひだひだを直していくしかありません。ツマヨウジを使うのは、非常に薄い鉄板を傷つけないためです。

Aラジエータからの冷却水漏れ
 わたしの車は水漏れをしたことは無いですが、ゴルフのラジエータで水漏れの生じやすい箇所があるようです。それは、ロアラジエータホースがついている部分です。点検してみたところ、私のゴルフでも、そこの部分の周囲は錆びてボロボロになっていました。ホルツのサビチェンジャーを塗っておきました。

Bラジエータホースへの配線の固定
 ラジエータホースの周囲には、多くの配線やスピードメーターケーブルが通って行きます。これらをきちんと固定せずにおくと、ラジエータホースと接触し、振動と高温によって、ホースを傷つけ、ホースゴムを摩耗させてしまい、亀裂を生じさせる原因に成りかねません。振動によってこすれないように、きっちり、ナイロンバンドで固定しましょう。できれば新車のときに施されていた固定位置で同じようにするのがよいでしょう。新車のときにされていたバンドは劣化して割れているものが多いために、弾性が無くなって堅くなっているものは交換していきました。

冷却系洗浄について

 私は今まで、一度だけ冷却系統の洗浄を町工場にておかなってもらいました。どうやってもらったかは不明でしたが、読者のK.M様から次のような洗浄剤を使った冷却系洗浄の方法をいただきました。大変わかりやすいので掲載します。洗浄剤には遅効性と即効性がある方法だそうです。

やけど防止のためこの作業に入る前、エンジンが冷えているときにロワーホース一回脱着して下さい。ホースクリップの脱着にバイスプライヤーを使うと便利です。価格はDIYショップで特価品480円、普通は1480円とありました。

A  サーモスタットが開くまでエンジンを回す。走行後すると良い。
B  やけどに注意しながら洗浄剤を入れ洗浄剤の 量の多い場合は減してからいれる。
C  洗浄剤のマニュアルに従ってエンジンを回す
D  エンジンを止めたらロワーホースを外し排水する。
E  ロワーホースを接続して必ずお湯を入れ適当時間ゆすぎを行う。
F  汚れ具合をチェックしながら排水する。
G  ロワーホースを接続して水を入れる。
H  二、三日走り水の汚れ具合をチェックOKだったらクーラント等元に戻す。汚れていたらもう一度濯ぐ


注意: 効果はあるがこの作業は危険を伴います。クーラントを処理できない方や火傷をするのが絶対にいやな方は自分では行わないで下さい。町工場等に冷却系の洗浄とをしてほしいと車検時に頼みましょう。

3.冷却水温計がかなり高い値を示す件について
 エンジン始動後30分ほど走行すると水温が半分以上を示すようになります。警告ランプは今まで点いた事はないのですが心配です。ユーザーの方こんなもんなのでしょうか?


4.クーラントをMAXまでいれると走行後リザーブタンクのふたから漏れ
 質問:クーラントを入れ過ぎるとリザーブタンクのふたから漏れて出てくるようです。冷却時にMAXまで入れると、だめみたいです。
  エンジンが十分に温まってる状態でMAXになるようにしないといけないですね。私も冷えてる時に減ってるなと思い継ぎ足したこてがあって、やはり暖まった時(アイドリングではなく少なくとも30分以上走行させた後)にあふれてました。暖まってる状態でキャップを開け、加えるる訳にはいかないので、適正時に冷えてる時の液面の高さをマジックで付けたらいいと思います。それ以下になってたら其の線まで足せばいいかと。

5.冷却水のエンジンブロック内への漏れ(読者投稿)

読者のU.H様からの投稿です。症状や費用も詳細で参考になります。

症状:調子が悪いというのは,回転数の不調で,特にアイドリング時に安定しませんでした.3分くらいすれば,1000回転以下で,安定はしていたのですが.また,ときどき,60km/h くらいから加速するときにもスムーズに伸びてくれないときもあり,このような状態が数週間続いていました.症状としては,まず初めに,エンジンがかからなくなり,バッテリか,と思っていたら,6 回目くらいでかかりました.ところが,回転数が安定せず,ボコボコしていて,マフラーからは白いガスが出てきたのです.これ以外にも,慢性的なクーラント液漏れがあり,大学までの通勤往復(たかだか)20km の運転で,3 日に 1 回は,液を入れている状態でした.

原因:全ての原因は水漏れからきていました.まずウォーターポンプから漏れてました.ところが,これを交換してもまだ水は減るし,エンジンの調子も戻らない.結局,ガスケットが割れていて,No.1 シリンダーへ漏れていた様です.

¥費用

部品名

部品番号

値段

各部点検工賃

 

5000

ウォーターポンプ交換工賃

 

2800

ヘッドガスケットよりNo.1シリンダーへ水漏れ交換工賃

 

51000

ウォーターポンプ

 

17000

ウォーターポンプ P/K

 

1700

Oリング

 

440

Oリング

 

220

ヘッドガスケット

 

5500

タペットカバーパッキン

 

1600

スパークプラグ

 

1800

水温センサー

 

1700

ロングライフ クーラント

 

2600