BRAKING SYSTEM〜

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BRAKING SYSTEM:制動装置

 ゴルフのブレーキは私の知る限り最高のものです。制動力はすばらしく、何よりも非常に微妙な制動のコントロールが行え、まるで自分の右足を直接にタイヤに当てコントロールを行っているかのようです。コントロールを行える範囲が広く適度な重さがあるためにタイヤが滑り始めたのを感じることができ、そこで少しゆるめてやるといったようなABSのようなコントロールが可能です。国産車(クラウン)のブレーキはスイッチの様に感じられそういったコントロールはできないと感じています。また奥まで踏んだ際にゴルフでは油圧的な反発によってそれ以上踏めなくなるのに対して、機械的な行き止まりで止まってしまうのにもロック寸前でのコントロールに問題があると思います。
 この素晴らしいブレーキ性能を維持するためにメンテナンスを施すのに何のためらいが必要でしょうか。ただ止まれば良いというものではなくドライブしていてブレーキをかけるたびに感動するようなレベルを維持して行きたいものです。なを、制動にはショックアブソーバーや其の周囲の足回りも強く影響することも忘れてはなりません。これにつきましてはサスペンションの分類をご覧下さい。  ブレーキ関係は自分で手を付けて万が一失敗した場合に取り返しのつかないことになる恐れがあるためにこれまでもそしてこれからもプロに頼むようにして行きたいと思っています。しかし、最近では車検の値引き競争のためにろくにメンテナンスをしないプロが多くなってきているために個人のユーザーが自分の車の制動装置について知識を持ち、走行距離や経過年数などを念頭に置き定期的に確実に作業を命じていく必要が出てきました。今までは、車検時に最低限のメンテナンス(あるいは、過剰整備かも知れぬが・・・)は行われてきましたが、規制緩和によりそれ以後は、オーナーの担う責任が大きくなってきています。にもかかわらず、大半のユーザーのあいかわらず車検に任せておけば大丈夫だろうといった認識に変化は訪れていないと私は感じています。私の知る限りにおいても、かなりの件数において、ブレーキフルードの交換すらもう何年もされていないものが規制緩和後に見つかっています。
私の車でブレーキ関係で手を入れたのはブレーキホース、ブレーキフルード、ブレーキパッド(フロント)、リアホイールシリンダー、キャリパーです。それぞれについて述べて行きたいと思います。

Front brakes Golf CI
=================------------new------------minimum---------
Disk thickness----------------12mm-----------10mm------------
Disk pad thickness------------14mm-----------7mm-------------

掲載項目

1.ブレーキホース
2.ブレーキフルード
3.ブレーキパッド
4.リアホイールシリンダー
5.キャリパー


1.ブレーキホース(1995,05/62000Km)
 車齢が10年に近くなってきたため、恐らく一度も交換されてこなかったと思われるブレーキホースを念のために交換することにしました。前後左右のすべてを交換しました。町工場にて車検時同時作業。

部品名 

部品番号

値段

ブレーキホース フロント ×2

 

3600 ×2

ブレーキホース リア ×2

 

3000 ×2

交換工賃  

 

4000

 

17200

 

2.ブレーキフルード(車検時2年毎)
 ブレーキフルードは継ぎ足しは行わずに車検時に必ず交換させるようにしています。最近の車検では言わないとやってくれないところもあり、其の際に別料金が必要になります。規制緩和前は整備費用に交換工賃は含まれていたのに、今ではそうでなくなっています。車検整備費用が安くなったと喜んでいる陰では、こうした非常に大事な作業が省かれていることを知っておく必要があるでしょう。

部品名 

部品番号

値段

ブレーキフルード 1L

 

1500

ブレーキフルード取り替え工賃

 

2000


3.ブレーキパッド(フロント)(1997,05/73000Km)
 交換した記録がなかったために一回も交換したことが無いかもしれなく、自分が所有してからは交換していないので、いつのものが付いているか不明であったため、経年劣化によってもブレーキタッチが落ちると聞いたなで、まだ十分に残りはありましたが、一度交換してみることにしました。
ディスクローターは厚みが11mmあったため交換の必要無しとしました。

部品名 

部品番号 

値段

ブレーキパッド

191 698 151 K

11100

フロントブレーキ調整・清掃・O/H

 

2000

 
 

4.リアホイールシリンダー(1995,05/63000Km)車検毎清掃
 リアホイールシリンダーではにじみが見られたためアッセンブリー交換しました。私の車は、一度同様の症状をリアカップキットと言う部品を使い修理をしたことがある(1993,09/55000Km)ので今回もそれで修理してもらおうと思ったのですが、ヤナセでこれについての部品はアッセンブリーでしか出ないということでしたので、そうしました。おなじヤナセでも所変われば違いが出るのでしょうか?2年前に取れたのになぜ今回は無いのか不思議です。しかし、2年で滲みが再びに出ていたということはやはりアッセンブリー交換した方が良いということかも知れません。車検時同時作業。

部品名 

部品番号 

値段

1993,09

 

 

リアカップキット(左右ペア)

 

2300

工賃  

 

5000

1995,05 

 

 

リアホイールシリンダー ×2

 

5500 ×2

リアドラム研磨 左右

 

5000


 

部品名

部品番号

値段

1997,05

 

 

リアブレーキ調整・清掃・O/H

 

2000


5.キャリパー(1995,05/63000Km)
 フロントキャリパーのシールを交換しました。これは異常があった訳ではなく、交換することによりブレーキタッチをベストな状態に維持することができる部品の一つです。

部品名  

部品番号

値段

キャリパーシールキット ×2

 

1287 ×2


 


> これから手を入れて行こうと思っていること
 マスターシリンダーの交換を10万キロまでに行いたいと思っています。